職員教育に「日本農業検定」を 全国農協観光2017年10月18日
(一社)全国農協観光協会は、平成25年度から、小中学生をはじめとする一般の人たちを含めて、「良き農業の理解者・応援団」になって欲しいという思いを込めて「日本農業検定」を実施しているが、今年度の実施内容をこのほど公表した。
この農業検定では、作物栽培、農業・環境全般、食に関する基礎知識の取得を狙いとしているので、JAグループでも新人教育をはじめとする職員研修としても有効で、すでに多くのJAで活用されている。ちなみに28年度はJAグループからは1911名が受検し1344名(合格率70%)が合格している。
あるJAの人事教育担当者は「組合員と対話ができる職員を育てることが重要なので、金融・共済担当者でも、農業の話題など話のきっかけとなる知識を得て欲しい」と考え、この検定を活用していると語っている。
実際に受検した新入JA職員は「農業に触れたことはないが、検定の受験勉強を通じて、農作業の時期や温度を気にする農家の大変さを感じた。これから少しでも農家組合員の力になれたらと思う」と述べた。
最近はJA職員といっても必ずしも農家出身者でなかったり、実家が農家でもほとんど農業経験のない人が増えており、そうした意味でも、農業の基本知識を習得できるこの検定は有効だといえる。
この農業検定は、▽栽培、▽農業全般、▽環境、▽食、の主要4分野の理解度を日本農業検定が定める3級、2級、1級の「農業力」に達していることをもって認定される。
今年度の受験スケジュールは以下の通りとなっている。
○団体・個人公開会場
☆受付期間:10月2日から11月30日
☆団体受検実施期間:30年1月12日から18日
☆個人公開会場(東京・大阪)試験日:30年1月13日
○個人CBT受検(パソコンを使用した受検方法)
☆受付期間:12月1日から12月29日
☆受験実施期間:30年1月5日~18日
【問合せ&申込】
上記の詳細および受検料および申込等は「日本農業検定事務局」(全国農協観光協会内)へ
ホームページ:http://nou-ken.jp/
電話:03-5297-0325
FAX:03-5297-0260
住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田1-16-8(Nツアービル)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日