お米の良さ 世界に発信を 「ごはん・お米とわたし」作文・図画コン表彰式2020年1月14日
第44回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールの表彰式が1月13日、東京・大手町のJAビルで開かれ、内閣総理大臣賞をはじめ各賞受賞者に表彰状や記念品などが贈られた。
内閣総理大臣賞の清和さん(右)と長町さん
応募総数は作文が5万660点、図画が6万767点と合計で11万点を超えた。
主催者を代表してあいさつした須藤正敏JA全中副会長は、このコンクールはお米を通して日本の農業を理解してもらうためのもので「米はバランスのいい食として世界からも注目されている。今年はオリンピックで世界中から来日する。楽しみにしているのが日本食。」と話すとともに、「ごはんへの共感をもとに、自分たちの地域や農業について思いをめぐらせてほしい」とよびかけた。
審査会委員長の中村靖彦東京農大客員教授は今年の作品では「おにぎり」と「おじいさん」をテーマにしたものが目立ったといい、「1つ1つに愛情があった」と講評。題材は誰もが知っている米とごはんだが、世界ではどう評価されているのか、なぜ健康的な食べものの代表と言われているのかなど、多角的に捉えて表現してほしいなどと今後の期待も述べた。
作文の部で内閣総理大臣賞に選ばれた香川県高松市立栗林小学校6年の長町そよかさんは「広がれ! お米の可能性」と題して作文でベトナム旅行で出会った現地の米料理をきっかけに米の食べ方などを調べた。作品は米の特性を「日本だけでなく、世界にも発信していけたらないいなと思う」と結んだ。受賞の知らせには「本当にびっくり。友達からも何度もすごい、すごいと褒められた」と話す。
図画の部は静岡県長泉町立北中学校3年の清和羽音さんの「おむすびは勉強のおとも」。受験勉強をしながらおむすびを食べる自分の姿をモデルに描いた。少しずつ色を変えて塗り重ねていく点描という手法でおむすびの質感、海苔のパリッとした感じや「フェルメールのような光」をめざした。小学生から絵の勉強をはじめこれまで複数回応募、最後のチャレンジで総理大臣賞を受賞した。絵画修復士にあこがれているという。
受賞者と関係者のみなさん
(関連記事)
・図画部門・内閣総理大臣賞は清和羽音さんに 「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール(19.12.10)
・「ごはん・お米とわたし」作文・図画コン受賞者決定(18.12.10)
・さなえ図画コン 最優秀賞に古屋麻奈実さん 井関農機(18.09.27)
・全農酪農体験発表会 岩手の山崎さんが最優秀賞(1)(18.09.13)
・書道・交通安全ポスター入賞者決定 JA共済連(17.12.18)
重要な記事
最新の記事
-
第21回イタリア外国人記者協会グルメグループ(Gruppo del Gusto)賞授賞式【イタリア通信】2025年7月19日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「政見放送の中に溢れる排外主義の空恐ろしさ」2025年7月18日
-
【特殊報】クビアカツヤカミキリ 県内で初めて確認 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年7月18日
-
『令和の米騒動』とその狙い 一般財団法人食料安全保障推進財団専務理事 久保田治己氏2025年7月18日
-
主食用10万ha増 過去5年で最大に 飼料用米は半減 水田作付意向6月末2025年7月18日
-
全農 備蓄米の出荷済数量84% 7月17日現在2025年7月18日
-
令和6年度JA共済優績LA 総合優績・特別・通算の表彰対象者 JA共済連2025年7月18日
-
「農山漁村」インパクト創出ソリューション選定 マッチング希望の自治体を募集 農水省2025年7月18日
-
(444)農業機械の「スマホ化」が引き起こす懸念【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月18日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲害虫の防ぎ方「育苗箱処理と兼ねて」2025年7月18日
-
最新農機と実演を一堂に 農機展「パワフルアグリフェア」開催 JAグループ栃木2025年7月18日
-
倉敷アイビースクエアとコラボ ビアガーデンで県産夏野菜と桃太郎トマトのフェア JA全農おかやま2025年7月18日
-
「田んぼのがっこう」2025年度おむすびレンジャー茨城町会場を開催 いばらきコープとJA全農いばらき2025年7月18日
-
全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を目指す 大分県推進協議会が総会 JA全農おおいた2025年7月18日
-
新潟市内の小学校と保育園でスイカの食育出前授業 JA新潟かがやきなど2025年7月18日
-
令和7年度「愛情福島」夏秋青果物販売対策会議を開催 JA全農福島2025年7月18日
-
「国産ももフェア」全農直営飲食店舗で18日から開催 JA全農2025年7月18日
-
果樹営農指導担当者情報交換会を開催 三重県園芸振興協会2025年7月18日