【JA全農事業計画】広域集出荷施設を新設-園芸事業2020年4月9日
JA全農の園芸事業は令和2年度に直販施設の設置、リレー販売体制の強化などで直販事業を拡大する。
生産者手取りの確保・安定化に向けた直販事業を拡大する。そのためパッケージ機能や冷蔵機能などを備えた直販施設の設置や、広域営業によるリレー販売体制を強化する。また、JA全農青果センターの営業エリアの拡大、加工・業務向け対応を強化する。
JAとの連携強化のよる生産基盤の維持・拡大も図る。
選果・選別・調整作業を軽減するため、広域集出荷施設の整備や、JAとの共同設置、共同運営による生産・販売体制を拡充する。生産面では実需者ニーズにもとづく加工・業務用野菜の生産提案、契約栽培の推進による生産振興、大玉ブロッコリーや枝豆、ホウレンソウなど輸入量の多い野菜を国産に切り替え量販店やコンビニなどに供給するサプライチェーンを構築する。
果樹では高収量、軽労化栽培技術の普及などで生産基盤の維持・拡大を図る。また、JA出資農業法人への出資や担い手へのJA利用の推進などJAと連携して生産者対応を強化する。
消費の変化に対応し、加工・業務用実需者への安定供給に向けた冷蔵施設の設置や、複数県域の利用を目的とした冷凍青果物製造施設の設置を検討するほか、既存の協力加工工場との連携も進める。
物流効率化に向けJA全農グループ会社と連携し消費地と産地でのストックポイントの利用拡大と整備、青果物パレット輸送の拡大推進による輸送体制を整備する。
広域集出荷施設は2年度に6か所を新設する計画で累計で38か所となる。
(関連記事)
・【JA全農事業計画】和牛・乳牛の増頭支援と販売事業強化-畜産事業
・【JA全農事業計画】Z-GISなど新技術活用で生産基盤強化-営農・生産資材事業
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日