神奈川県産オリジナル柑橘で「湘南ゴールドサワー」新発売 JA全農2021年9月27日
JA全農は、神奈川県産オリジナル柑橘「湘南ゴールド」のストレート果汁を10%使った「湘南ゴールドサワー」をかながわ西湘農業協同組合と共同開発し、9月29日に発売する。
「湘南ゴールド」は、神奈川県農業技術センターが12年の歳月をかけて研究開発し、2003年に品種登録された柑橘。同県西部で以前から栽培されていた「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」と温州みかん「今村温州」の掛け合わせから生まれるさわやかな独特の香りと、甘さと酸味のバランスに優れた品種で、主に3~4月に販売される。
大きさは温州みかんよりやや小ぶりで、果皮の油胞に香りが閉じ込められた「湘南ゴールド」。そのまま食べるだけでなく、芳醇な香りを生かして、和食、洋食、菓子など多様な料理に応用されており、新商品は「湘南ゴールド」の良さを引き出し、今までにない高果汁のサワーとして商品化した。アルコール度数7%の「湘南ゴールドサワー」は、果汁率にこだわることで、爽やかな香りと甘酸っぱい味わいを引き出している。
開発にあたっては、生産者の所得向上をめざし、果皮表面の病害虫による障害やキズの度合いなどによって生果販売に適さない「湘南ゴールド」を加工用として使用。この生果販売に適さない「湘南ゴールド」を有効利用する取り組みは、SDGsの目標「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」、「12 つくる責任つかう責任」「15 陸の豊かさも守ろう」に資する活動として行われている。小田原市、相模原市、藤沢市、横須賀市など、神奈川県内のセブンイレブン約700店での先行販売を予定。「湘南ゴールド サワー」(340ml)は、198円(税別)。
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