JAの女性役員 初めて10%超え ―JA運営参画状況まとめ JA全中(1)2023年12月13日
JA全中はこのほど女性のJA運営参画状況をまとめた。それによると2023年度でJAの女性理事の割合が初めて10%を超え10.6%になった。

2021年10月の第29回JA全国大会決議では女性のJA運営参画の主要3目標として女性比率を「正組合員30%以上」、「総代15%以上」、「理事等15%以上」を掲げ、その達成に取り組むことを決めた。
2023年度の全JA調査結果によると「女性のJA運営参画にかかる総合的な方針を策定しているJA」の割合は69.9%で前年比3.5ポイント増加した。ただ、方針を策定しているJAでも目標は第27回大会時の目標(正組合員25%以上、総代10%以上、理事等2名以上)を掲げているJAが多いという。
23年度の主要3目標の達成状況は、女性正組合員比率は全体で23.3%。対前年比0.2ポイント増となった。目標の30%以上達成JAは537JAのうち69JAで12.8%となっている。
女性総代比率は全体で10.9%。同0.4ポイント増となった。目標の15%以上達成JAは、総代会制度を導入している433JAのうち116JAで26.8%となっている。
JA女性役員(理事・経営管理委員・監事)は全体で前年比70人増の1490人となり、女性役員の比率は10.6%と同0.9ポイント増となった。初めて10%を超えた。
目標の15%以上達成JAは537JAのうち117JAで21.8%となっている。1JA当たりの女性役員数は2.77人で前年比0.2人増となった。
主要3目標を達成しているJA数は―
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