農政 変わるチャンスへ動く年に JA全青協通常総会2024年5月17日
JA全青協(全国農協青年組織協議会)は東京・大手町のJAビルで第71回通常総会を開き、2024年度活動計画や新役員などを承認した。
JA全青協の通常総会
稲村政崇会長は、基本法改正に向けて国会で審議されていることをふまえ「きちんとウォッチしなければならないが農政が変わるチャンスだ。10月には第30回JA全国大会が開催され、全青協は70周年を迎える。これらを他人事だとして蚊帳の外にいるなら農業情勢は変わっていかない。高い意思と意欲を持って行動する農業者が増えれば農業情勢は良くなっていく。その先頭に立っていくのがJA青年組織だ」と述べて盟友に期待を寄せた。
今年度は令和5年度から7年度までの中期活動目標の中間年度であり、目標が確実に達成できるよう「基本項目1 自助」、「基本項目2 共助」、「基本項目3 公助」の3つに引き続き取り組む。
「自助」ではポリシーブックを用いた学習と自己のスキルアップや、農協運動におけるJA青年組織人材育成研修の実施など、盟友の成長に向けた研修会の実施や参加に取り組む。また、仲間づくりとして未加盟組織への働きかけ、新規盟友の加入促進なども行う。
「共助」では「青年理事・組織リーダー経営セミナー」の開催などJA経営への参画、JA全国連への経営参画、JF漁青連との意見交換などを行う。
「公助」ではポリシーブックを用いた政策提言、議員や行政との意見交換などを行う。
今年度はJA全青協創立70周年の節目であり、第71回JA全国青年大会と合わせて記念セレモニーを実施する。
同日の総会で新体制が発足。酒井雅博新会長は、基本法改正やJA全国大会など新たな動きが見込まれる年度となるなか「われわれは動く組織。自分事として考え動くことによって、全国の盟友に伝わりJAに伝わり、国に伝わっていく」と行動する決意を示した。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日
-
インドの綿農家と子どもたちを支援「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」に協賛 日本生協連2025年4月30日