動画講座と体験キットで組合員活動を支援 新規事業「JAサテライトプラス」 家の光協会2025年8月6日
(一社)家の光協会は8月4、5日に横浜市で開いた「家の光文化賞JAトップフォーラム2025」で、令和8(2026)年度から開始予定の新規事業「JAサテライトプラス」を詳しく紹介した。独自開発した体験キットを用いたワークショップ形式の「新たな体験型動画講座」で、組合員の結集力を高める。同協会の木下春雄専務が説明した。
説明する木下専務
同協会は、2024年度からの3か年計画の重点方針の一つとして「新たな文化事業によるJAグループへの貢献」を掲げており、その具体策が「JAサテライトプラス」。
対象は組合員や地域住民の"あらゆる世代"で、生活文化や教育・教養に関する各世代の関心やニーズを反映したプログラムを、動画講座と体験キットのセットで提供する。これを活用したワークショップで「JAに足を運ばなければできない体験」を提供する。
初年度は100本のプログラムから開始し、参加者やJA役職員の意見を反映して毎年内容を追加していく。体験キットは1000種類以上を用意する予定だ。
講座は初級・中級・上級などのシリーズ形式が中心で、参加者とJAが複数回接点を持てるように設計されている。これにより、LA(ライフアドバイザー)などの渉外職員も講座を開きやすく、「相談・訪問活動や組合員加入の機会創出にもつながる」としている。
講座には著名人を起用し、内容の質も高めている。例えば、「親子絵本づくり講座」では女優・タレントのはいだしょうこさん、中高年・シニア向けの「フレイル予防講座」ではお笑いコンビ・カミナリの石田たくみさん、20~30代向けの「ネイルアート講座」ではタレントの王林さんが出演する。
動画配信により講師との日程調整が不要となり、専用配信サイトではWEB予約、チラシやSNS向けの集客素材の自動生成、講座検索などを一括で行える。これにより、職員の業務負担が軽減され、参加者との継続的な関係構築にもつながる。
JAは従来からセミナーやイベントに注力してきたが、「多くの労力を費やしてきたにもかかわらず、組織基盤は弱体化している」。「JAサテライトプラス」は、組合員や地域住民との接点を広げ、職員の負担も抑えることで、「組織基盤強化の実効的な手段となり得る」と期待されている。
2024年度は全国12JAで3講座の体験会を実施し、組合員261人のほか、JA役職員・全国連職員を含む約400人が参加。参加者の満足度は、プログラム内容や年齢層を問わず、全会場で5段階評価の4以上を獲得。次回参加意欲は96%と高い評価を得ている。
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