自動給水機設置で自動車排ガス削減 JA全農秋田県本部【環境調和型農業普及研究会】2025年9月25日
8月22日にJA全農が開いた環境調和型農業普及研究会でJA全農秋田県本部はアクアポート水管理自動給水実証について報告した。
水田に自動給水するアクアポートの設置は、水管理巡回の回数を減らすことによる温室効果ガス=ガソリン代の削減を目的とした。
2022年度に80aの実証ほ場にアクアポート2機を設置し、水が枯れることなく機械に不具合が出ないかなどの確認を行った。
生産者へのアンケートではアクアポートの設置は非常に簡単で他の自動給水機に比べても費用対効果は高いとのことだった。また、通常は毎日、朝・夕の2回の見回りを行っているが、正常に動作していることが分かったため、1週間に1~2回の見回りでも管理できるのではないかとのことだった。
ガソリン代の削減も重要だが、見回りにかかる人件費を一日1時間50日分を同10程度に減らせるのではないかとの考えも示されたほか、80a~100aのほ場では1機で管理できるとの意見もあったことから、翌年は80aの実証ほ場2ほ場に2機を設置した。
次年度の実証では2年目の使用となった機体で止水弁が損傷し、シーズン中に止水弁を交換する必要があったが、見回り回数は大きく減らすことができた。
さらに田面を露出せず水管理を行うことができたことから、除草剤の効果が最大限に発揮され、アクアポート非設置区よりも抑草効果が確認された。仮に雑草が残っても中後期剤で殺草できる状態に留めることができ、化学農薬の使用低減にもつながることが確認された。
また、適切な水管理によってアクアポート設置区のほうが非設置区より収量が多いという結果も得られたという。
実証試験では、水管理にかかる時間と労務費が削減できるだけでなく、適切な水管理によって収量アップも期待できることが示された。
ガソリン代を試算すると1日2回の巡回を1回に減らすと、水管理期間(119日間)中で約1万4000円の削減となった。温室効果ガスの削減につながるだけでなく、化学農薬使用低減を合わせ、秋田県本部は「農家手取り最大化の一つとなる」と報告した。
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