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【第72回JA全国青年大会】星氏、坂本氏、両副会長が次期会長に立候補2026年2月24日

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2月18日、19日に開かれた第72回JA全国青年大会では2026年度JA全青協会長立候補者の所信説明が行われた。

JA全青協は役員選任規定に基づき2026年度JA全青協会長の立候補者を1月29日まで受け付けたところ、星敬介副会長と坂本裕之副会長が届け出た。大会では届け出順に所信説明が行われた。新会長の選出は3月10日のJA全青協臨時総会で行う。

星敬介副会長星敬介副会長

【星敬介副会長】
新たな盟友獲得し日本農業を強力に

「農協青年部って何ですか」。15年前、2年間きゅうり栽培の研修をさせてもらったのが西会津支部長だった。その先輩に何も分からず連れていかれた飲み会では15名ほどが熱く夢や希望、いろいろな悩みを語り、非常に活気づいた場だった。

その時、先輩が農協青年部には縦と横の活動があると話してくれた。飲み会や地域の小学校の食農教育などが横につながり。自治体、都道府県、国、JA、関連する組織団体に要請するのが縦の活動。自分たちの農業を良くし、地域を守る。縦の活動と横の活動がしっかり組み合わさっているのが農協青年部だということだった。そこが私の農協青年部の原点となった。

それから15年が経ち、盟友は減少の一途を辿っている。昭和30年代に実に50万の盟友を誇ったJA全青協だが、現在は4万5000人をまもなく切る。毎年2000人ずつ減っているが、10年後には3万人を切る。

農水省の令和6年度のデータによれば、新規就農者は約1万1000人いる。そのうち49歳以下が9000人以上いる。そこに対して我々はしっかりアプローチして新規就農者を取り込んでいく。新規就農者もうまく行かず、止める人もいる。我々がしっかりサポートしていたら止めずに続けていける人がいたかもしれない。また、JAの生産部会のなかにも青年部があるところもあるが、我々の青年部には加盟していない人もいる。積極的にアプローチできるはずだ。

これまで伝統的に小学校以下の低年齢層に行ってきた食農教育活動を中学生、高校生、大学生にも拡充していくべきだ。まだまだ我々は仲間を増やすことができる。

我々、農協青年部は、日本農業の最前線にして最後の砦である。これから仲間をさらに増やしていこうではないか。これまで72年間の先輩方の伝統を胸に、誇り高き青年の情熱と協同の力をもって新たな盟友を獲得し、日本の強力な農業をつくっていこう。その先陣を切るべく会長に立候補する。

(ほし・けいすけ)1978年3月2日生まれ(47歳)。JA会津よつば青年組織協議会。専業(水稲2ha、大豆1ha、きゅうり10a、少量他品目、味噌醸造)。獨協大学法学部卒。2013年就農。2023年福島県農協青年連盟委員長。

坂本裕之副会長坂本裕之副会長

【坂本裕之副会長】
農業への意識を変え協同組合の価値を浸透

キーワードは意識を変えていく、だ。まずは国民に対して農業への理解醸成。いわゆる米騒動以前からキャベツやレタス、物価の優等生だった卵が値上がりし、昨年は主食である米の価格が急騰したことによって消費者の不満が一気に表面化し、さらにJA悪者論まで出てきた。

一方では農業現場では草刈りなどの農業機械の音がうるさい、道路に泥が落ちている、肥料が臭い、極めつけはカエルの声がうるさいといった声まであった。

農業という産業が知られていない。理解されていない。そんな場面に直面した。こうしたなか、SNSを活用した情報発信の強化に取り組んでいきたい。

全国のJA青年組織では数多くの食農教育を行っているが、その多くは子供向けが多く、大人への理解醸成にはつながっていない。メディアやイベントを通して理解醸成には取り組んでいるが、簡単なことではない。だからこそ、農業生産現場の代表組織であるわれわれ全青協ならできるはずだと考えている。農業現場が今、どんな状況なのか、生産者がどんな努力を重ねているのか、憶測や対立を煽るのではなく事実を正確に丁寧に伝える。それによって国民が農業を知り、生産物が食卓に届くまでを知り、意識を変えるきっかけになると思っている。

そしてJA、組合員、青年部盟友の意識を変えることだ。先月、海外研修でスペインのモンドラゴン協同組合を視察したが、協同組合の理念や思想が教育によってしっかりと浸透していた。JAの組合員に協同組合の理念がどれだけ浸透しているか。JAはだれのために存在しているのか、協同組合の価値や思想を改めて組合員に浸透させていきたい。

青年組織は単なる若手組織ではない。次のJAを、次の地域を、次の農業をつくる存在だ。農業の今と未来を変えていく。その先頭に立つ覚悟を持って全青協会長に立候補する。

(さかもと・ひろゆき)1982年7月3日生まれ(43歳)。JAみやざき児湯地区青年部。専業(施設ピーマン冬春44a・夏秋10a、早期水稲1.7ha、そば1.5ha、飼料用稲1.3ha、小麦1.1ha)。2001年宮崎県立西都商業高校卒。2003年九州工業技術専門学校自動車整備科卒。2013年親元就農。2023年宮崎県農協青年組織協議会委員長。

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