JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
【ヒント&ピント】わがJA組合員調査結果は2019年9月28日
JAグループは、1昨年12月から組織を挙げてJA改革についての評価を聞く全組合員調査を行い、今年の8月に中間結果をまとめた。正組合員、准組合員を問わず7~8割がJA改革を肯定的に評価しているが、組合員が知りたいのは「わがJA」はどうかということ。JA単位の結果が重要である。2つの調査報告と,新JA発足の記事を取り上げた。
◆全国との対比が明確【JAいずみの「JA IZUMIO」(大阪府)】
JAいずみのは、約4万4400人の組合員を対象に訪問調査し、57%の約2万5200通の有効回答を得た。この中には約1万9800人の准組合員をむ。全戸訪問での〝大事業〟である。結果はどうだったか、JAがどう評価されているか、組合員も気になる。
全ての回答について全国平均と比較しており、「わがJA」の位置がよく分かる。自己改革への評価、JAの必要性など、営農・経済事業に関する項目は、いずれもJAいずみのが高い。グラフを見ればわかることだが、もっと強調してもよい。
◆総合事業に高い評価【JA紀南「Kinan」(和歌山県)】
「JAの必要性や総合事業継続に高評価」と、見出しで結果をアピールしている。有効回答数は約1万7700通で、うち准組合員が約1万1300人。際立っているのが、総合事業への評価で、「継続すべき」と積極的肯定が72.4%で、全国平均を10ポイント上回っている。
この違いを強調し、JA紀南の特長・強みを分析した解説があってもよい。とかく表とグラフだけになりがちな調査ものの紙面だが、JAの営農・経済事業の改革を写真で紹介し、紙面に色を添えている。
◆新JAスタートで【JA新みやぎ「わ・わ・わ」(宮城県)】
1県1JAを含め、全国でJAの広域合併が進んでいる。JA新みやぎもその一つで、今年7月1日発足した。広報誌の存在意義を最大限発揮する機会である。特集1で新JAの「新みやぎの農業」、特集2で「新みやぎをつくりひと」を紹介している。
広報誌の「わ・わ・わ」の3つの「わ」は「話題」「人の輪」「笑」を表し、「わ」が段々大きくなって「葉」に育つようにとの意味を込めたものだという。この思いを実現するため、新JAの広報誌のこれからの紙面づくりに期待したい。
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