JAの活動:今さら聞けない営農情報
SDGs 2【今さら聞けない営農情報】第81回2020年12月12日
17のゴールと169のターゲットが定められたSDGs。「行動の10年」として、国民一人ひとりにできることをしっかりと考え、一歩踏み出す姿勢が求められています。
では、今回から農業に関係する項目を抽出し、農業関係者がどのように関わったらいいのか考えてみます。
農業に関係する最初のゴールは、「2.貧困をなくそう」です。
これは、「飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する」ということで、まさに農業関係者が日頃取り組んでいる内容そのものであり、農業関係者は日頃の業務自体がSDGsの取り組みそのもののようです。
ただ、このゴールに向けて定められたターゲット(下記の表)をよく眺めてみると、国際社会が協力して対応しなければならないものが多く(2.1、2.2、2.5、2.a、2.b、2.c)、日本の農業関係者が直接関与しづらいターゲットです。
これに対し、日本の農業関係者が実行すべき内容のターゲットは、2.3と2.4であり、これらは今の農業共通の目標といってもよく、いずれも現在取り組みが進められているものばかりであり、是非とも達成したい目標です。
目標期限の2030年まで10年を切っております、また乗り越えるべき課題も多いと思いますが、達成を目指し、農業者をはじめ、行政や農業団体が一体となって取り組んで行ってほしいと願っています。


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