JAの活動:ヒント&ピント ~JAの広報誌から~
多彩な1県1JAの広報誌【ヒント&ピント~JAの広報誌から】2021年9月4日
今回は1県1JAの広報誌を紹介する(福井県は未合併1JAあり)。同じ県内と言っても、農業の形ももとより気候風土も異なる。それを限られた広報誌の紙面でまんべんなく取り上げるのは至難の業だ。広報誌をみると、それぞれ地域を反映した多彩な記事が載っている。広報担当者の苦労がうかがえる。
60ページに及ぶ広報誌で、全国の広報誌でもページ数でトップクラス。「ふくふる」は「JA福井県を目いっぱい=FULLにお届けする」の意味を込めた。
最初の10ページはJA福井県の共通のニュースで、残りの大半は7つの基幹支店の「地域版」コーナーが続く。
内容については、基幹支店の自主性に任せてあるが同JA総務部トータルサポート推進課は、「県内統一したテーマでの企画を検討している」という。基幹支店には専属の広報担当者を配置。5万7000部発行する。
「まほろば」は「住みやすい場所」の古語。その実現を目指しJAならけんは柿、茶、花、ホウレンソウ、イチゴ、酪農などの農業振興を図っている。それだけに市場開拓には力を入れており、広報誌の内容も特産や園芸の記事が多い。
全体をまとめる本店の広報担当者(総務部総務課)は「特産の多い奈良県で、少しでもPRに役立てば」と期待する。
JAの6つの地区には複数の広報担当者を配置。全県を隈なく網羅して編集している。約7万5000部発行。
JA福井県と同様、これも60ページを超す大作で、11の統括本部それぞれのページが用意してある。8月号では共通の分野で令和2年度の通常総代会の状況を報告。さらに若いトマト生産者を紹介する「農スマイル」。
毎号、金子光夫組合長の「みつおのつぶやき」(8月号)は7万3000を超すリツイートがあったほどの人気コラムだ。
本部に4人の広報担当者を配置し、統括本部の広報担当者と連携して取材に当たる。同JAには広報モニター制度があり、広報誌についての意見を聞き、紙面づくりに生かしている。
本シリーズの記事一覧は下記リンクよりご覧下さい。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日