JAの活動:今さら聞けない営農情報
有機農業とは14【今さら聞けない営農情報】第133回2022年1月15日
令和3年5月12日に決定された「みどりの食料システム戦略」では、有機農業の推進が大きな目標となっているようです。そこで、本稿では「有機農業とは何か」をひも解いており、その大本となる有機JAS規格について解説しています。現在、「別表1 肥料及び土壌改良資材」に示された資材についてその特性や用途等をひも解いています。
前回別表1に示された堆肥類をまとめましたので、今回は堆肥以外の有機物肥料等を整理します。
有機質肥料には、動物性(魚かすなど)のものと植物性(ナタネかすなど)のものがあります。いずれも、天然物由来で化学的処理(植物油かすのヘキサン抽出は除く)を行っていないことが大前提となります。また、基本的に遺伝子組み換え体植物の由来のものは認められていませんが、原材料の生産段階において遺伝子組み換え技術が用いられていない資材に該当するものの入手が困難である場合にかぎり、油の搾りかす(なたね、大豆、トウモロコシ、綿実)など、経過措置で認められている場合もあります。
この有機質肥料はいずれも緩効性肥料(効きめが遅い肥料)であり、基本的に元肥で使用します。また、カリ成分が少ない場合が多いので、使用する資材の成分をよく把握した上で、不足分を補う必要があります。次回は、無機肥料関係を紹介します。
(つづく)
重要な記事
最新の記事
-
米の作況指数の公表廃止 実態にあった収量把握へ 小泉農相表明2025年6月16日
-
【農協時論】米騒動の始末 "瑞穂の国"守る情報発信不可欠 今尾和實・協同組合懇話会委員(前代表)2025年6月16日
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
【役員人事】2027年国際園芸博覧会協会 新会長に筒井義信氏(6月18日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日