JAの活動:第9回JA営農・経済フォーラム
【第9回JA営農・経済フォーラム 全国連からの報告③】担い手コンサルで事業間連携 農林中金 川田淳次常務2023年9月26日
事業間連携による総合事業力の発揮と担い手支援の強化JA全中
農林中金の川田淳次常務執行役員は、担い手コンサルティングの取り組みなどを報告した。
農林中金 川田淳次 常務執行役員
担い手コンサルティングは、信用事業と営農・経済事業が連携して、担い手経営体の課題をしっかり見える化し、総合事業体ならではの解決策を提案することで農業所得の向上とJA総合事業の成長の両立をめざす。昨年は300件を超える取り組みを実施した。
実際のコンサルでは信用事業が主体となって財務分析などを通じた経営課題の見える化を実施する。重要なことは担い手自身が納得する課題をともにあぶりだすこと。その後、まずはJA営農経済事業のソリューションを優先検討し、難しい場合は全農県本部や経済連からの提案を検討する。
コンサルを通じて分かったことは経営力があると思われていた大規模担い手経営体でも課題があり、その課題をきちんと洗い出せればJAの営農経済事業等でしっかり支援できるということだ。
一方、JAバンク中期戦略では農業融資の新規実行額の目標を4000億~4300億円としているが、実績を挙げているのは営農経済事業部門と信用事業部門がしっかりと事業間連携をしているJAである。ニーズの把握とそれに対する的確な対応がポイントで、それによってJAならではの金融仲介機能が発揮できる。
JAグループと日本政策金融公庫で出資したアグリビジネス投資育成(株)は貸出ではなく出資を行うファンドであり、出資先である法人は自己資本比率が上昇し財務内容の改善、安定化に役立つ。アグリ社出資により商系法人がJAとの取引を開始した例もある。
【第9回JA営農・経済フォーラム 情勢報告】組合員起点の事業運営を JA全中 藤間則和常務
【第9回JA営農・経済フォーラム 全国連からの報告①】TACと営農DX化支援 JA全農 日比健常務
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(172)食料・農業・農村基本計画(14)新たなリスクへの対応2025年12月13日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(89)フタルイミド(求電子剤)【防除学習帖】第328回2025年12月13日 -
農薬の正しい使い方(62)除草剤の生態的選択性【今さら聞けない営農情報】第328回2025年12月13日 -
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日


































