25年度補正予算、農林水産関連は4310億円2013年12月13日
政府は12月12日、平成25年度補正予算を決めた。このうち農林水産関係は4310億円で、内訳は公共事業費が1728億円、非公共事業費が2582億円となった。
今回の補正予算は主に4項目あるが、7割以上が「攻めの農林水産業」の展開のための予算で、ここに3178億円を確保した。
この内訳は、[1]担い手への農地集積・集約化対策852億円[2]産地の構造改革の推進417億円[3]地域活性化のための6次産業化等の推進136億円[4]日本食・食文化の魅力発信と輸出の促進200億円[5]生産振興対策477億円(うち230億円は[2]と重複)[6]強い林業づくり対策927億円[7]強い水産業づくり対策397億円となっている。
[1]では農地中間管理機構の設立地準備などに400億円、農地の大区画化・汎用化などの推進のための農業農村整備事業に450億円を確保した。
[4]は大部分となる195億円が水産加工・流通施設の改修や漁港の整備、青果物の長期保存を可能にするための低温貯蔵施設等の整備といった輸出対応型施設の整備に充てられている。
[5]では水田フル活用実践緊急対策として、飼料用米などの利用・保管のための機械の導入支援などで282億円、配合飼料価格高騰緊急対策として異常補てん金財源の確保などで110億円などが含まれている。
「攻めの農林水産業」の展開のための予算以外の項目では、新規就業・人材育成対策に105億円(うち就農支援99億円、林業就業支援3億円、漁業就業支援3億円)、国土強靭化対策として老朽化した農業水利施設の長寿命化・耐震化対策といった農業農村整備事業に350億円など合計998億円、その他追加財政需要として今春近畿地方で発生したプラムポックウイルス(ウメ輪紋ウイルス)のまん延防止支援に29億円を確保した。
(関連記事)
・26年度予算対策で全国集会 JAグループ(2013.12.09)
・水田政策「万全な予算の確保」を 萬歳会長(2013.11.26)
・農地集積バンクに1000億円超 26年度予算(2013.08.30)
・農林水産補正予算、1兆円(2013.01.18)
・25年度農林水産予算入れ替え要求を決定 農水省(2013.01.11)
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日 -
GREEN×EXPO 2027の「日本政府苑」協賛を募集 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月26日 -
初の殿堂入り生産者誕生 産直アプリ「ポケットマルシェ」2025年生産者ランキングを発表2025年12月26日 -
災害時の食の備えを支援 新サイト「食の備え BOSAI」公開 コープこうべ2025年12月26日 -
直営7工場で2026年元日一斉休業を実施「働き方改革」を推進 サラダクラブ2025年12月26日


































