「農」を中心に東北の未来を考える2015年4月23日
JA共済連が早稲田大での寄付講座を継続
JA共済連は、東日本大震災が発生した翌年の2012年から、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)と共同で、三陸沿岸地域の震災復興へのアプローチと農村の社会経済をテーマとする寄付講座を開講してきたが、今年度から3カ年の予定でこの寄付講座を継続することにした。
開講される寄付講座は、農村社会の成り立ち、農業政策の展開と現状、JAの役割、共済・保険の仕組みと機能、農村と女性、6次産業化、再生可能エネルギー、農産物貿易などを学ぶ講義型の「農村地域の経済と社会をみる目」(4月から9月の半期)。そして、岩手・宮城・福島の東北沿岸部を12地区に区分し、学生チームはそのうち一つを分担して現地調査を行い、学生の視点で独自のまち・むらづくりの提案活動などを行う実習・体験型の「東北復興のまちづくり―農から地域再生―」(1年間)の2つの講座だ。
12年からの3年間の寄付講座では、早稲田大学のオープン講座の登録人数が398名(26年度)となったが、これは374講座中300名以上は9講座の一つという人気講座となった。また、体験型講座も定員40名に対して95名の応募があるなど、学生たちの関心の高さを示した。
JA共済連では、早稲田大学の学生の6割は首都圏出身で、農業や農村への理解が少ないので、農学部のない同大学で農業や農村について学ぶ機会を提供していることが、効果をあげているとみている。
体験型講座ではこれまで宮城県気仙沼市と岩手県田野畑村への現地実習を行ってきたが、今年度はさらに福島県いわき市を加えることで、より充実した内容にしていきたいと考えている。
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