28年度飼料用米 日本一は10a932kg2017年3月6日
農林水産省と(一社)日本飼料用米振興協会は3月3日、「平成28年度飼料用米多収日本一」の受賞者を公表した。表彰式は3月17日に東大弥生講堂で開催される。
「単位収量の部」と「地域の平均単収からの増収の部」の両部門で農林水産大臣大臣賞を受賞したのは宮城県加美町の(有)平柳カントリー農産(我孫子弘美代表取締役社長)。
「夢あおば」を約2.3ha作付け。10aあたりの収量は932kgだった。地域の平均単収からの増収は同387kg。
平成28年は主食用米、飼料用米、大豆を合わせて約44ha作付け。エノキダケ栽培も営む。
大豆作後に飼料用米を作付けることで土壌窒素を有効活用し、牛ふん堆肥(10aあたり2t)とエノキダケ栽培で発生する廃倍土を堆肥化したものを施用(同1t)することで化成肥料を減らし肥料費を削減した。
田植えは株数を1坪あたり70株から50株に疎植化することで育苗箱を10aあたり30枚から18枚に減らした。播種から田植えまでの資材費、労働費を低減した。
その他の受賞者は次の通り(敬称略)。
【単位収量の部】
○政策統括官賞=新山実(秋田県)
○全中会長賞=三日市営農組合(富山県)
○全農会長賞=佐々木隆(山形県)
○協同組合日本飼料工業会会長賞=原田芳和(宮崎県)
○日本農業新聞賞=地﨑啓(富山県)
【地域の平均単収からの増収の部】
○政策統括官賞=原田芳和(宮崎県)
○全中会長賞=地﨑啓(富山県)
○全農会長賞=新山実(秋田県)
○協同組合日本飼料工業会会長賞=三日市営農組合(富山県)
○日本農業新聞賞=山田奈々(滋賀県)
表彰式は3月17日(金)に東京大弥生講堂で午前11時から17時まで開催される「飼料用米普及のためのシンポジウム2017」のなかで行われる。
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