豪州向け生鮮牛肉 輸出再開条件を両政府が合意2018年5月29日
農林水産省は5月29日、豪州向け日本産生鮮牛肉の輸出再開条件を豪州政府との間で締結したと発表した。
2001年9月にわが国でBSE(牛海綿状脳症)が発生したことをうけ豪州は日本産牛肉の輸入を停止した。その後、2004年から農水省は厚労省と連携して豪州政府当局に輸出再開を要請し、輸出再開のための協議を続けてきた。
この間、2010年の口蹄疫の発生もあり、日本の家畜衛生管理などについてのリスク評価は今年4月に完了した。
合意したおもな輸出条件は▽厚労省によって認定された施設(認定基準は対米輸出と同様)に由来する食肉であること、▽日本で誕生し継続的に飼養され、と殺された牛由来の食肉(肉、骨及び内臓等<月齢制限なし>)であること。
過去の輸出量は2000年に196kg、2001年に403kgなどとなっている。
(関連記事)
・影響試算やセーフガードに疑問続出-TPPで集会(18.04.26)
・米中貿易戦争とニッポン農業【中岡望・東洋英和女学院大学大学院客員教授】(18.04.18)
・財務省は拙速? 肉牛農家に冷たい? それとも些細な問題か?(18.03.29)
・TPP11主席交渉官会合を受けて(18.01.25)
・牛肉セーフガード 14年ぶり発動-農水省(17.07.31)
重要な記事
最新の記事
-
米の作況指数の公表廃止 実態にあった収量把握へ 小泉農相表明2025年6月16日
-
【農協時論】米騒動の始末 "瑞穂の国"守る情報発信不可欠 今尾和實・協同組合懇話会委員(前代表)2025年6月16日
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
【役員人事】2027年国際園芸博覧会協会 新会長に筒井義信氏(6月18日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日