附属植物園が国内初の認定希少種保全植物園に 大阪市立大2018年12月20日
大阪市立大理学部附属植物園は、植物園として全国初の認定希少種保全植物園が認定された。これを受け、12月19日環境省で認定証の授与式が行われた。
絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律の改正により、「認定希少種保全動植物園等制度」が今年6月から運用されている。同大学理学部附属植物園は植物園として国内初の認定希少種保全植物園が認定された。
12月19日、環境省で認定証授与式が開かれ、副学長の櫻木弘之氏と理学部附属植物園園長の山田敏弘氏が環境省自然環境局長の正田寬氏から賞状を受け取った。山田園長は、「アラゲタデ、ダイトウサクラタデ 、アガヴェ・パルヴィフロラなど種の保存法指定種を含む絶滅危惧種の収集や育成を行っているが、この機会にぜひ植物園にお越しいただき、絶滅危惧種を取り巻く現状を知って欲しい」と語った。
大阪市立大理学部附属植物園は、甲子園球場6個分、25haある広大な敷地に日本産樹木見本園や外国産樹木、花木、水生植物、草本類などが展示されている。生きた化石「メタセコイア」は3代目園長の三木茂博士が命名し、1950年にアメリカから送られた苗木が今も育っている。
開園時間は9時半から16時半まで(最終入園は16時まで)。月曜(祝日の場合は開園)と年末年始が休園となっていて、入園料は350円(中学生以下・65歳以上の大阪市民・障がい者・植物園メイトは無料)。
詳細は、公立大学法人 大阪市立大学 理学部附属植物園をご覧ください。
(写真)左から環境省・正田自然環境局長、市立大・櫻木副学長、同・山田園長
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