農福連携で政府が推進会議2019年4月9日
政府は農福連携で推進会議を設置する。4月5日、吉川農相が閣議後記者会見で明らかにした。
農福連携は障害者に農業分野で活躍してもらい自信や生きがいを持って社会に参画してもらうための取り組みで、政府は農業就業人口が高齢化が進む農業で働き手の確保につながり共生社会の実現にも貢献すると位置づける。
近年は積極的な取り組みも行われ、静岡県浜松市で園芸作物経営を行う京丸園は従業員100名中、障害者25名と4分の1を占める。鈴木厚志代表は「農業で自分たちの力を人のために役立てたいと意欲を持つ農業者は多様な個性と能力がある」と話し、その多様な能力が強みとなって売上げも6.2倍に拡大したという(平成9年から30年)。
また、長野県のJA松本ハイランドでは障害者就労施設のよる農作業請負のマッチングをJAが核となって実施。平成30年度では農家33戸が受け入れ障害者就労施設8事業所の延べ1041人が332回の農作業に従事した。 この農福連携について政府は、全国的な機運の醸成を図り、今後強力に推進していく方策を検討するため省庁横断の会議として設置することとした。
会議は菅官房長官が議長、吉川農相と根本厚労相が副議長となり、関係省庁のメンバーで構成する。開催時期は4月下旬から5月にかけて会議を設け5月中をめどに方向性をまとめる。
(関連記事)
・総合事業の強み発揮し担い手支援を JAバンク担い手金融リーダー全国大会(19.02.19)
重要な記事
最新の記事
-
米粉で地域振興 「ご当地米粉めん倶楽部」来年2月設立2025年12月15日 -
25年産米の収穫量746万8000t 前年より67万6000t増 農水省2025年12月15日 -
【年末年始の生乳廃棄回避】20日から農水省緊急支援 Jミルク業界挙げ臨戦態勢2025年12月15日 -
高温時代の米つくり 『現代農業』が32年ぶりに巻頭イネつくり特集 基本から再生二期作、多年草化まで2025年12月15日 -
「食品関連企業の海外展開に関するセミナー」開催 近畿地方発の取組を紹介 農水省2025年12月15日 -
食品関連企業の海外展開に関するセミナー 1月に名古屋市で開催 農水省2025年12月15日 -
【サステナ防除のすすめ】スマート農業の活用法(中)ドローン"功罪"見極め2025年12月15日 -
「虹コン」がクリスマスライブ配信 電話出演や年賀状など特典盛りだくさん JAタウン2025年12月15日 -
「ぬまづ茶 年末年始セール」JAふじ伊豆」で開催中 JAタウン2025年12月15日 -
「JA全農チビリンピック2025」横浜市で開催 アンガールズも登場2025年12月15日 -
【地域を診る】地域の農業・農村は誰が担っているのか 25年農林業センサスの読み方 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年12月15日 -
山梨県の民俗芸能「一之瀬高橋の春駒」東京で1回限りの特別公演 農協観光2025年12月15日 -
迫り来るインド起点の世界食糧危機【森島 賢・正義派の農政論】2025年12月15日 -
「NARO生育・収量予測ツール」イチゴ対応品種を10品種に拡大 農研機構2025年12月15日 -
プロ農家向け一輪管理機「KSX3シリーズ」を新発売 操作性と安全性を向上した新モデル3機種を展開 井関農機2025年12月15日 -
飛翔昆虫、歩行昆虫の異物混入リスクを包括管理 新ブランド「AiPics」始動 日本農薬2025年12月15日 -
中型コンバインに直進アシスト仕様の新型機 井関農機2025年12月15日 -
大型コンバイン「HJシリーズ」の新型機 軽労化と使いやすさ、生産性を向上 井関農機2025年12月15日 -
女性活躍推進企業として「えるぼし認定 2段階目/2つ星」を取得 マルトモ2025年12月15日 -
農家がAIを「右腕」にするワークショップ 愛知県西尾市で開催 SHIFT AI2025年12月15日


































