全国3地域でアイデアソン実施 農林水産省2019年7月18日
農林水産省は、新たな地域課題解決手法実証事業において、農山漁村の地域課題を解決するための新たな試みとして、10月から12月に(一社)INSPIREと共催で、全国3地域においてアイデアソンを実施する。
アイデアソン(ideathon)とは、アイデアとマラソンを組み合わせた造語。様々な分野の人たちが集まり、チームに分かれてディスカッションすることを通じて、新しいアイデアを生み出し、それをブラッシュアップしていくイベント。
農山漁村は、都市部に先駆けて人口減少や高齢化が進行しており、農山漁村の活性化が喫緊の課題となっている。そこで農水省では、従来型の行政主導のやり方だけではなく、民間の知恵を積極的に活用する「官民連携」の取り組みが重要と考え、新たな試みとして(一社)INSPIREと共催でアイデアソンを実施することとした。
今回のアイデアソンは、課題を抱える特定の農山漁村地域について、まずは突出したアイデア出しから始め、そこで出たアイデアを地域課題と結びつけ、解決策を探る手法で実施する。全国から斬新な幅広いアイデアを持つ企業や団体、志のある若者、地元地域の人たち、および農水省職員も参加して実施する。なお、参加する農水省職員は、イベントの準備段階およびイベント終了後も地域に寄り添い、地域の課題解決までをフォローする。
実施時期については、10月から12月に全国3地域で各1回の実施を予定。斬新な幅広いアイデアを出してみたい、農山漁村地域に行って自分のスキルを役立てたいなど、地域創生に関心のある企業、団体、個人などであれば誰でも参加できる。
なお、イベントへの参加の正式募集は、9月以降に行う予定。
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