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県内でサツマイモ基腐病を初めて確認 長崎県2020年11月6日

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長崎県病害虫防除所はかんしょのサツマイモ基腐病を確認し、11月5日に病害虫発生予察特殊報第2号を発表。同県のサツマイモ基腐病の発生は初めて。

左上:圃場の発生状況、右上:茎及び藷梗の腐敗状況(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)  左下:つるの黒斑部位上の分生子殻、右下:分生子(上部:α胞子 下部:β胞子)(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)左上:圃場の発生状況、右上:茎及び藷梗の腐敗状況(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)
左下:つるの黒斑部位上の分生子殻、右下:分生子(上部:α胞子 下部:β胞子)(提供:沖縄県病害虫防除技術センター)

10月に県内のかんしょ生産者から立枯症状が発生しているとの相談があり、現地調査を行ったところ、地際部の茎及び藷梗が暗褐色に腐敗する症状が認められた。現地調査ほ場から検体を採取し、九州沖縄農業研究センターに同定依頼した結果、同県では未確認のサツマイモ基腐病と判明した。国内では沖縄県、鹿児島県、宮崎県、福岡県及び熊本県で発生が確認されている。熊本県と福岡県では10月30日に特殊報を発表した。

はじめに地際部の茎及び塊根の茎に近い部分が黒~暗褐色に腐敗する病徴がみられ、被害が進行すると茎の上部及び塊根全体に腐敗が拡がり、乾燥して硬くなり、やがて枯死する。見た目が健全であっても、収穫後の貯蔵中に発病する可能性があるとしている。

病原菌は糸状菌の一種で不完全菌類に属し、分生子には大きさ、形状の異なる二つの型がある。宿主植物のヒルガオ科でこの病を発病すると、つるや塊根で伝搬し、害虫の食害などによる傷により病原菌の侵入が助長される。病原菌は植物残渣上で越冬し、翌年の伝染源になる。

防除対策では、発病した株は速やかに抜き取り、ほ場や周辺に残さないよう適切に処分する。発病株の除去前後には、周辺株への感染予防のため、銅剤(Zボルドーまたはジーファイン水和剤)を連続散布する。

感染源となる残渣等は、収穫後ほ場から速やかに取り除いた後、耕耘などを行いほ場内に残った残渣の分解を促進する。この病が発生したほ場で使った資材や機材を別ほ場で使う場合は、消毒や洗浄を十分に行うよう促している。

この病害の見られたほ場では、次作のかんしょ栽培を控え輪作を行い、種芋は健全な苗を育成するため、未発生のほ場から採取する。種芋には腐敗や病害、傷のない健全な芋を使用し種芋の消毒を行い、苗床の土壌消毒を行う。

苗は地際部から5cm以上切り上げて採苗し、採苗当日に苗を消毒する。植付前には、ほ場の排水対策や土壌消毒を十分に行うよう注意を呼びかけている。

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