7月大雨で農林被害額110億円 34都府県-農水省2021年7月21日
農林水産省は7月20日、7月1日からの大雨による農林水産関係の被害を明らかにした。19日時点で34都府県109.8億円の被害額となっている。

農作物は11県244haで水稲の冠水、土砂流入などの被害が出ている。
鹿児島県では水稲の冠水、秋田県ではほ場への土砂流入などが報告されている。被害額は1.7億円。
また、7都県39件で農業用ハウスの損壊などを含めて被害額は1.6億円、合計で3.3億円となっている。
農地・農業用施設などの被害では、防災重点ため池30か所で法面損傷の被害が出ている。ただ人的被害はない。
農地は29都府県1519か所で損壊被害が出ている。農業用施設は1673か所で損傷被害が出ており、被害額は33.4億円となっている。
林野関係は林地荒廃など20都府県193か所で山腹崩壊など合計で48.9億円の被害額となっている。
水産関係は島根県など3県で漁港の破損被害など1億円の被害額となっている。
農林水産省は引き続き被害額を調査している。
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