食料自給率37.17% 過去最低水準 前年から1ポイント低下-2020(令和2)年度2021年8月25日
農林水産省は8月25日、2020(令和2年度)の食料自給率を公表した。カロリーベースの食料自給率は37%で前年の38%から1ポイント低下した。
カロリーベース食料自給率は、原料の多くを輸入している砂糖、でん粉、油脂等の消費が減少したものの、米の需要の長期的な減少、小麦の作柄が良かった前年より単収が減少したことから、前年より1ポイント低下し37%となった。
小数点以下で比較すると令和2年度は37.17%で過去最低となった(それまでは平成30年度の37.33%)また、令和元年度は37.82%だった。
畜産物の生産が増加したことで飼料自給率を反映しない品目別自給率は牛肉で35%が36%、豚肉で49%が50%、鶏肉で64%が66%、牛乳・乳製品で59%が61%に上昇した。
飼料自給率を反映しないカロリーベースの国産食料率は前年と同様の46%。飼料自給率は前年と同様の25%となった。
生産額ベースの食料自給率は豚肉、鶏肉、野菜、果実の生産増加と、魚介類や牛肉など食肉の輸入減で前年度より1ポイント高い67%となった。また、飼料自給率を反映しない生産額ベースの食料国産率は1ポイント増えて71%となった。
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