仙台高等専門学校と連携 有害鳥獣捕獲検知システムの実証実験を開始 仙台市2022年1月5日
宮城県仙台市は、仙台高等専門学校と、イノシシなどの有害鳥獣対策にかかる住民の負担軽減を図るため、省電力無線技術LPWA通信ネットワークを用いた有害鳥獣捕獲検知システムの実証実験を2021年12月13日から開始した。
システムの概要
仙台市は、民間企業等のノウハウや技術を市民サービスの向上や行政課題・地域課題の解決につなげる連携窓口「クロス・センダイ・ラボ」を開設している。同実証実験は、仙台高等専門学校からクロス・センダイ・ラボへの提案を受けて始まった。
有害鳥獣捕獲検知システムは、遠隔地でもスマートフォンなどを用いて有害鳥獣の捕獲状況の把握が可能となるもの。同実証実験を通じて捕獲データを蓄積・分析し、捕獲作業の効率化や、負担軽減の可能性を探る。実証実験を行う太白区秋保町太夫地区では、地区内に6基ある檻を住民が直接見回って確認してきたが、同システムの導入により自宅にいながら通知を受け取ることができ、警戒にあたる負担の軽減が期待される。
仙台高等専門学校は、2020年に、Society5.0により実現する未来技術をリードする『高専発!「Society5.0型未来技術人財」育成事業』における「COMPASS5.0(次世代基盤技術教育のカリキュラム化)IoT分野」に採択され、秋保地域の関係者と連携しながらIoTの研究開発やアントレプレナーシップ教育の実践に取り組んでいる。その一環として、秋保地区におけるLPWA通信システムを活用したサービスの実証実験を進めており、今回の取組につながった。
クロス・センダイ・ラボは、民間企業などからの提案を一元的に受け付ける窓口として、仙台市プロジェクト推進課内に2019年11月に設置。「パートナーシップ推進事業」と「近未来技術実証ワンストップセンター事業」の2つの事業で構成されている。「パートナーシップ推進事業」では、民間企業等から行政・地域課題の解決等に向けた提案を幅広く受け付け、対話を重ねながら提案の実現に向けた支援により、スピーディーかつ強力に連携を推進。全国の事業者からの提案を随時募集している。
実際の現場でセンサーが設置された捕獲用の檻
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲にイネカメムシ 県南部で多発のおそれ 栃木県2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【公明党】米政策が農政の柱 谷合正明参議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【日本維新の会】農業者への直接支払い実現を 池畑浩太朗衆議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【国民民主党】食料安全保障基礎支払いの創設めざす 舟山康江参議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【社民党】ミサイルよりコメを! 福島みずほ党首(参議院議員)2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【参政党】10年以内に自給率を倍増 神谷宗幣代表(参議院議員)2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】地域ブランドつなぐ 営農経済部門・福岡県・にじ農協組合長 右田英訓氏2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】「不易流行」で農支援 営農経済部門・熊本県・球磨地域農協組合長 福田勝徳氏2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】人とのつながり糧に 営農経済部門・長野県・グリーン長野農協元組合長 竹内守雄氏2025年7月9日
-
「不幸の書簡」とストックホルム症候群【小松泰信・地方の眼力】2025年7月9日
-
【アンパンマンはなぜ生まれたか】 ノンフィクション作家・梯久美子さん 第46回農協人文化賞特別講演2025年7月9日
-
7月21日、広島でトラクターデモ 令和の百姓一揆 欧米並みの所得補償求め2025年7月9日
-
【人事異動】農水省(7月10日付)2025年7月9日
-
【JA人事】JA上士幌町(北海道)高橋昭博組合長を再任(6月6日)2025年7月9日
-
【JA人事】JA筑前あさくら(福岡県)熊本廣文組合長を再任(6月26日)2025年7月9日
-
【JA人事】JAグリーン近江(滋賀県)大林茂松組合長を再任(6月21日)2025年7月9日
-
【JA人事】JA新得町(北海道) 組合長に太田眞弘氏を再任2025年7月9日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鳴戸部屋で兵庫の食材使用「ちゃんこ」を堪能 JAタウン2025年7月9日
-
健診施設機能評価認定更新 JA熊本厚生連2025年7月9日
-
JA鹿本のグリーンハウスミカン出荷順調 7月中下旬ピーク、総量130トン見込み2025年7月9日