ウクライナ政府に政府の支援物資の食料品引き渡し ウクライナから感謝の言葉2022年5月13日
武部新農林水産副大臣は5月12日、ポーランドで、政府がウクライナの避難民に向けて輸送した食料品などの支援物資をウクライナ政府に引き渡した。金子原二郎農相は5月13日の閣議後会見で、「今後の食糧支援についても、ウクライナからの要望や国際機関などと連携し、外務省などと協議して対応したい」と述べた。

ポーランドで行われた支援物質の引き渡し式(農水省提供)
ウクライナ政府に引き渡された食料品は、パックご飯3万9000パック(8.2t)やサバ缶8688缶(1.6t)、全粉乳2856袋(2t)、缶詰パン1632缶(0.3t)など合わせて約15t。
ポーランドの日本大使公邸で行われた引渡式では、武部副大臣からデシチーツァ駐ポーランド・ウクライナ大使に支援物資の目録書が手渡され、デシチーツァ大使から日本政府と日本国民に対する感謝の言葉が述べられたという。
また、食料品と合わせ、これまでに駐日ウクライナ大使館に寄付された経済同友会からのアルファ米5000パックや製薬会社からの医薬品、医療機器会社からの医療機器なども食料品とともに現地に輸送された。
金子農相は13日の閣議後会見で、今回の支援物資の中身は、ウクライナ政府からの要望を踏まえて選定したことを明らかにした。ウクライナでは米を炊いたり牛乳とまぜて料理されたりするといい、魚についても、さばやいわし、ツナは比較的なじみがある食品だという、
これらの支援物資は、今後ウクライナ政府を通じてウクライナ国内外の避難民等に提供される。
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