「Hiroshima FOOD BATON」食のイノベーションに挑戦する事業者など募集 広島県2022年6月2日
広島県は、食のイノベーションに意欲的に取り組む県内外の事業者を発掘し、県内の農業経営体をはじめとする食の「稼ぐ力」向上に資する新たなビジネスモデルを支援する「食のイノベーション推進事業」を実施。同事業を推進するプログラム「Hiroshima FOOD BATON」に参加する事業者の募集を6月1日から始めた。

広島県では、生産性の高い農業を取り入れて安定した所得を確保しながら、農村地域のリーダーとして地域農業を支える企業経営体の育成支援を進めている。その中で、「異業種連携」、「社会環境の変化をビジネスにつなげたい」などのマーケットイン視点での取り組みを希望する意欲的な農業経営体が現れている。
広島県はこうした状況を踏まえ、ニーズを発掘し、生産から販売に係る食のバリューチェーンを構成する様々な事業者との連携を強化。マーケットイン視点の新商品・サービスを創造することで、農業経営体をはじめとする食の「稼ぐ力」を高めていく必要があると考えている。
これまで同事業では、4月から5月にかけて様々な事業者へのヒアリングを通じて食のバリューチェーン全体のリアルなニーズ・課題を発掘し、食の「稼ぐ力」を高める事業モデルの仮説を構築してきた。今回の募集では、この「稼ぐ力」モデル仮説を踏まえた募集テーマの下、食のイノベーションに取り組む意欲的な事業者と共にプロジェクトチームを組成。イノベーション事業の創出にチャレンジすることで、県内産業の振興に資する「稼ぐ力」ビジネスモデルの創発をめざす。
なお、プログラム概要に加え、募集テーマ・評価基準等について説明する募集セミナーを6月8日に開催。起案のガイドラインとして、食のバリューチェーンを構成する様々な事業者へのヒアリングを通じてまとめた食の「稼ぐ力」モデル仮説についても詳しく説明する。
◎「Hiroshima FOOD BATON」概要
実施期間:6月1日~2023年3月31日
<募集テーマ>
1. いつも美味しい農作物の価値が味わえるビジネスの創出
2. 多品種・多商品型の地域食品加工サービスビジネスの創出
3. 顧客との共創で形作るコミュニティ価値訴求型ビジネスの創出
4. 「食」を楽しくする「農」体験ビジネスの創出
5. フードロスを減らす新たなエシカル消費型*ビジネスの創出
6. 環境価値を活用した食の循環経済ビジネスの創出
7. 多様な人材ネットワーク活用によるワークシェアビジネスの創出
8. 顧客ニーズに合った農作物を適時に安定供給できるビジネスの創出
9. その他
*人や社会・環境に配慮した消費行動のこと
募集期間:6月1日~7月15日
<応募資格>
・農業経営体または食のイノベーションに関心のある事業者であること
・取組みの目的が広島県内の農業経営体の「稼ぐ力」向上に資するものであること
・同事業遂行に誠実に取り組めること
採択条件:採択時に広島県内の農業経営体がプロジェクトチームに含まれていること
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