小麦の10a当たり生産費 前年比0.9%増 個別経営 2021年産2022年7月4日
農林水産省が6月28日に公表した個別経営の10a当たり全算入生産費は6万7967円で前年産に比べ0.9%増加した。
同日に発表された組織法人経営体の10a当たり全算入生産費は5万8243円で9724円低い。
個別経営の1経営体当たりの作付面積は8.65ha。組織経営体は17.89haで約2倍となっている。
個別経営でも労働費は労働時間(10a当たり)の2.0%減で前年比5.1%減となったが、物財費が1.8%増となった。
物財費のうち、16.0%を占める肥料費は5.3%減の9532円、9.1%を占める農薬費は2.3%減の5959円となったが、物財費の17.5%を占める農機具費が3.6%増え1万448円となった。
10a当たり収量は13.5%増の562㎏となった。収量の増加で60㎏当たりの全算入生産費は11.3%減の7258円となった。
二条大麦の10a当たり全算入生産費は同1.2%増の5万4445円となった。物財費は同2.05増。うち肥料費が同4.0%増、種苗費が同9.4%増となった。
50㎏当たりの収量は9.2%増の415㎏で50㎏当たりの全算入生産費は7.1%減の6564円となった。
六条大麦の10a当たり全算入生産費は同3.5%減の4万1993円。50㎏当たりでは同6.7%減の7217円となった。
はだか麦の全算入生産量は同0.9%増の5万2483円。60㎏当たりでは同8.0%減の8195円となった。
二条大麦はビールや焼酎、六条大麦は押麦、麦茶、はだか麦は麦みそが用途となっている。
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