春肥の値上げ受けて野村農相 「支援金の交付着実に進める」2022年11月1日
JA全農が公表した2022肥料年度の春肥(11月~5月)価格で、基準となる高度化成が10%値上げされることなどについて、野村哲郎農相は11月1日の閣議後会見で、「農水省としては上昇に応じて支援金の交付を着実に進めたい」と述べて、上昇分の7割を補てんする対策を通して農家を支援する考えを示した。
JA全農が公表した春肥価格によると、海外肥料原料市況は、円安などで原料の調達費が上昇したことから、りん安と加里は秋肥対比で13%~31%値上げすることになった。また、価格指標となる高度化成肥料は10%の値上げとし、前回(秋肥)の55%の大幅値上げに続いて、さらに引き上げられることになった。
これを踏まえて野村農相は会見で、「農水省として、今年の秋肥と来年の春肥を含めて肥料価格上昇分の7割を支援する新たな対策を講じている。今回値上げされた肥料についても小売価格の上昇に応じて支援金の交付を着実に進めたい」と述べて、政府が7月に決定した肥料高騰対策を通して農家を支援する考えを示した。
また、肥料のほとんどを輸入に依存する状況が続いている中、政府の新たな総合経済対策で打ち出している堆肥や下水汚泥等の国内資源の利用拡大を進めたいと述べた。
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