さとうきびの交付金単価は1トン1万6860円 3年連続据え置き2022年12月1日
政府・与党は11月30日、2023年産のさとうきびの生産者交付金単価を、1トン当たり1万6860円と決定し、3年連続据え置きとなった。でん粉原料用かんしょについては、1トン当たり3万290円とし、前年産より1310円引き上げた。
さとうきびの交付金単価などが示された自民党の野菜・果樹・畑作物等対策委員会
さとうきびの生産者の収入は、製糖工場から支払われる取引価格と経営安定対策として交付される生産者交付金の合計額で、海外に比べてコスト競争力が弱い農家が赤字にならないよう、毎年国が交付金の単価を決めている。
最大産地の沖縄県からは、資材価格など様々な物価が高騰する中、引き上げを求める声が出ていたが、農水省は、全体的には生産費は下がり、単収は上がって販売価格が上がってきていることなど考慮して3年連続で据え置きとし、自民党の了解を得た。最近の資材高騰などを配慮して引き下げとはせず、生産振興対策として収穫機械の導入や難防除雑草の防除対策に対して補助することを新たに盛り込んだ。
今回の決定についてJA沖縄中央会は「国際糖価が上がる中での据え置きに収穫作業や防除対策で一定の支援が得られることになり、農家の手取り収入は実際に増えると見込まれる。引き上げはなかったが一定の評価ができる内容だ」と話している。
一方、でん粉原料用かんしょについては、サツマイモ基腐病の影響などで単収が低く、生産費が上がっていることなどを考慮して交付金の引き上げを決めた。
重要な記事
最新の記事
-
どこまで理解しているのか小泉大臣【小松泰信・地方の眼力】2025年6月25日
-
フードバンク、子ども食堂への備蓄米無償交付を追加 農水省2025年6月25日
-
【人事異動】農水省(6月23日付、24日付、25日付)2025年6月25日
-
ブラジル向け精米 検疫条件が緩和 農水省2025年6月25日
-
【JA人事】JA福山市(広島県)占部浩道組合長を再任(6月24日)2025年6月25日
-
【JA人事】JAとうと(岐阜県)古川敏之組合長を再任(6月20日)2025年6月25日
-
【JA人事】JAいずみの(大阪府)谷口敏信組合長を再任(6月25日)2025年6月25日
-
【JA人事】JA松任(石川県)得田恵裕組合長を再任(6月21日)2025年6月25日
-
【JA人事】JAハリマ(兵庫県)柴原利春組合長を再任(6月21日)2025年6月25日
-
エンゲージメント向上へ若手職員がプロジェクト 「目安箱」設置も JAさいたま2025年6月25日
-
土壌診断研修会(基礎編)を開催 JA全農みえ2025年6月25日
-
みえの米ブランド化推進会議総会を開催 高温耐性「結びの神」拡大へ JA全農みえ2025年6月25日
-
「2025愛媛みかん大使」募集中 JA全農えひめ2025年6月25日
-
第53回通常総代会を開催 JA鶴岡2025年6月25日
-
青森県産 稀少な大玉さくらんぼ「ジュノハート」を数量限定販売 JAタウン2025年6月25日
-
【農と杜の独り言】第1回 国際園芸博覧会とは 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年6月25日
-
アズキの遺伝子の知見を利用 ダイズのさやの弾け難さを強化 農研機構2025年6月25日
-
「水稲移植栽培における除草剤体系処理によるナガエツルノゲイトウ防除技術」SOP公開 農研機構2025年6月25日
-
"カメムシ急増"に天然成分100%の「モスガード スプレー」 第三者機関の試験で一定の効果 たかくら新産業2025年6月25日
-
近赤外分光とAI活用の次世代土壌分析サービスを開始 片倉コープアグリ2025年6月25日