肥料原料の塩化カリの安定供給へ協力を 野村農相がカナダ担当相に要請2023年1月18日
ロシアのウクライナ侵攻などで肥料原料の調達が不安定になる中、野村哲郎農相は1月17日、カナダのウィルキンソン天然資源相と会談し、輸入量の大半を同国に依存している塩化カリウムの安定供給に向けて協力を要請した。
野村農相とカナダのウィルキンソン天然資源相との会談(農水省提供)
野村農相は同日午後、農水省で、来日中のカナダのウィルキンソン天然資源相と会談した。
日本は現在、化学肥料の原料となる塩化カリウムの大半をカナダから輸入しており、野村大臣は日本への供給について感謝を伝えたうえで、改めて今後の安定供給に向けて協力を要請した。
これに対してウィルキンソン天然資源相は「重要なパートナーである日本への安定供給を今後もサポートするとともに、本国の肥料関係事業者にも日本への供給の重要性を改めて伝えたい」と述べた。
財務省の貿易統計によると、日本の塩化カリウムの輸入は令和2年7月~3年6月の時点では、カナダからが全体の約60%、ロシアとベラルーシからが合わせて約26%を占めていたが、ウクライナ情勢の影響でロシアとベラルーシからはほぼ入ってこなくなり、現在は約80%をカナダから輸入している。
重要な記事
最新の記事
-
JA貯金残高 107兆2744億円 3月末 農林中金2025年5月9日
-
米、再生産可能な施策で後押し 石破茂総理2025年5月9日
-
【JA人事】JAぴっぷ町(北海道)大西組合長を再任(3月28日)2025年5月9日
-
備蓄米 全農出荷済み6万3266t 落札量の3割 出荷依頼には100%対応2025年5月9日
-
イネカメムシ被害を防げ 埼玉県と加須市、「防除」を支援 JAの要請実る2025年5月9日
-
備蓄米の円滑な流通 さらなる方策検討 買戻し条件見直しも 江藤農相2025年5月9日
-
米価 「高くなる」判断がやや増加 米穀機構2025年5月9日
-
(434)世界の配合飼料業界のダイナミズム【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月9日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)岐阜県予選会を県産品で応援 JA全農岐阜2025年5月9日
-
職員対象に「農業体験研修」を実施 JA全農あきた2025年5月9日
-
米を買うときに重視「国産米」77.8% お米についての緊急アンケート 日本生協連2025年5月9日
-
外食市場調査3月度 市場規模は3162億円 3か月ぶりに前年比でもマイナス2025年5月9日
-
BASFグループの第1四半期業績 特別項目控除前EBITDAはほぼ前年同期水準を確保2025年5月9日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年5月9日
-
生活協同組合ひろしまと連携協定「無印良品」商品を供給開始 良品計画2025年5月9日
-
ノークラッチで簡単操作「三菱トラクターGJE28・35」新発売 三菱マヒンドラ農機2025年5月9日
-
カインズ 神奈川県相模原市と「包括連携協定」締結2025年5月9日
-
まるまるひがしにほん「新潟県の地酒と特産品フェア」開催 さいたま市2025年5月9日
-
「親子でお米の田植え体験イベント」5月25日に開催 momofarm×農産直売所あぜみちのコラボ企画 グリーンデイズ2025年5月9日
-
生産者にフォーカスを当てた食品展示会「たべるーとEXPO」2025年7月に開催決定 TYL2025年5月9日