山形県新庄市と長野県上田市 歴史的風致維持向上計画を認定 農水省など2023年2月14日
農林水産省、文部科学省と国土交通省は2月13日、「歴史まちづくり法」に基づき、山形県新庄市と長野県上田市の歴史的風致維持向上計画を認定した。
歴史まちづくり法では、全国各地にある、城や神社仏閣とその周辺の町家や武家屋敷などから成る市街地や、祭礼行事、民俗芸能、昔ながらの生業など人々の伝統的な営みや活動が一体となって、地域の個性となっている歴史的な情緒や風情を醸し出すまちを「歴史的風致」として地域固有の資産であると捉え、地域の活性化や歴史・伝統文化の保存・継承を支援している。今回の認定により、全国の認定都市数は90都市となった。
◎山形県新庄市の歴史まちづくり計画の概要
新庄藩主戸沢家の氏神である天満神社の例大祭を核とした重要無形民俗文化財「新庄まつりの山車行事」や、重要文化財「八幡神社本殿拝殿」、史跡「新庄藩主戸沢家墓所」などの歴史的建造物で継承される祭礼や顕彰活動のほか、雪国の暮らしや文化を育んできた農村文化の継承、市内北部の萩野はぎの地区に伝わる伝統行事、市内南部の八向やむき地区に伝わる最上川もがみがわ舟運の歴史と信仰行事など本市固有の歴史的風致が形成されている。
同計画では、市内に残る歴史的建造物の保存活用に関する事業や、その周辺の環境整備に関する事業のほか、地域におけるまつりや伝統行事などの担い手の育成・確保や、学校教育、社会教育を通した歴史的風致の認識の向上、地域資源や歴史文化を活用した観光振興に関する事業等を歴史的風致の維持及び向上に資する事業と位置づけ、歴史まちづくりを推進していくこととしている。
◎長野県上田市の歴史まちづくり計画の概要
上田市では、史跡「上田城跡」や、重要文化財「旧常田館製糸場施設」周辺で行われる信州上田祇園祭、登録有形文化財「佐藤家住宅(三ツ引)」に代表される養蚕家屋が多く残る集落で行われる祭礼等、固有の風情が感じられる歴史的風致が形成されている。
同計画では、市内に残る歴史的建造物の保存・活用に関する事業や道路の美装化、歴史文化を活かした観光振興事業等を位置づけ、歴史的風致の維持及び向上を図っていくこととしている。
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