農林水産物・食品の海外での模倣品疑義情報相談窓口 タイに第一号設置 農水省2023年11月20日
農林水産省は、日本の農林水産物・食品の海外での模倣品がジャパンブランドの毀損や輸出促進の阻害要因となることから、模倣品に取り組む枠組を新たに設ける。その第一弾として、タイ(バンコク)の輸出支援プラットフォーム内に疑義情報を受け付ける模倣品疑義情報相談窓口を設置。すでに海外展開している、または、海外展開を検討中の事業者・団体からの情報提供や相談を広く受けつける。
日本の農林水産物・食品は、海外で高く評価される一方、海外で模倣品(偽物)の流通が多数発見されている。農水省はこうした事態を受け、関係省庁と連携し、海外における日本の農林水産物・食品の模倣品対策に取り組んでいる。このほど、海外における日本の農林水産物・食品の模倣品に関する疑義情報や相談を広く受け付け、これに対応する枠組みとして「農林水産物・食品海外模倣品疑義情報相談窓口」を新設。第一号となる「農林水産物・食品の海外での模倣品等対策相談窓口」をタイに設置する。
農水省はこれまでに、GI生産者団体等の海外展開等を、特許庁・JETROにおいては中小企業の商標等の海外出願等を支援。さらに、相談窓口を、輸出支援プラットフォームにおいて一元的に受け付けることで、ワンストップで対応できる体制を構築し、今後は順次、各輸出支援プラットフォームに設置していく。
タイに設置した相談窓口では、疑義情報の情報提供も受け付けている。農水省は、事業者、団体だけでなく消費者も含め、疑義情報について積極的な情報提供を呼びかけている。なお、疑義情報の対象範囲は、農林水産品・食品に貼られたラベルの他、レストランのメニュー、Web・新聞・雑誌・POP広告も含まれる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(91)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(2)2024年5月4日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(9)【防除学習帖】 第248回2024年5月4日
-
土壌診断の基礎知識(18)【今さら聞けない営農情報】第248回2024年5月4日
-
(382)「ファミリー・ビジネス」の生き残り【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年5月3日
-
むらの掟【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第289回2024年5月2日
-
主食用多収品種の「にじのきらめき」が人気になる理由【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月30日
-
令和6年春の叙勲 5人が受章(農水省関係)2024年4月29日
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日