鳥インフルエンザ 埼玉で3例目 鹿児島で4例目2023年12月4日
農林水産省は12月3日、鹿児島県で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと発表した。今シーズン国内4例目となる。
発生が確認されたのは出水市の採卵鶏農場で約2万3000羽飼養していた。
死亡数が増えているとの通報で2日に立ち入り簡易検査を実施したところA型インフルエンザ陽性となり、3日の遺伝子検査の結果、高病原性鳥インフルエンザであることが確認された。
県は防疫措置を実施し、4日午前2時過ぎに発生農場の殺処分は完了した。
発生農場から半径3km以内の移動制限区域内には17戸の農場があり、約145万9000羽が飼養されている。これらの農場に対して3日に実施した臨床検査では異常が認められておらず、抗体検査も陰性となった。ウイルス分離検査を実施している。
半径3kmから10kmの搬出制限区域には66戸の農場があり約339万4000羽が飼養されている。
また、11月30日には国内3例目となる疑似患畜が埼玉県毛呂山町の農場で確認された。約4万5000羽が飼養されていた採卵鶏農場。
12月2日に殺処分など防疫措置は完了した。
なお、1日にはウイルスがH5N1亜型であることが確認された。
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