殺処分対象865万羽に 鳥インフルエンザ 千葉で続発2025年1月29日
高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が1月28日に千葉県で3例確認された。これで14道県46事例発生し、約865万羽が殺処分の対象になっている。
千葉県では1月24日に銚子市で今シーズン国内43例目(採卵鶏約39万羽)が確認され、28日には旭市で44例目(肉用鶏約8万羽)、銚子市で45例目(採卵鶏約24万羽)、匝瑳市で46例目(採卵鶏約22万羽)が確認された。
千葉県では12事例の発生が確認されている。
今シーズンは24年10月17日にこれまでで最速の1例目が北海道で確認されて以降、24年末までに16事例と発生が抑えられていたが、1月に入って養鶏の集中地域での連続発生で発生件数が急増している。28日時点で1月の発生事例は30事例と過去最多となった2022年シーズン(25道県70事例)の19事例を上回っている。
殺処分対象は1月で590万羽となり22年シーズンの数を超え、合わせて865万羽となった。
28日時点で46事例のうち36事例が採卵鶏農場で発生した。採卵鶏の殺処分対象羽数は781万羽となり、採卵鶏の総飼養羽数に占める割合は6%となった。2~3%超えると価格に影響が出始めるとされている。農水省の1月14日から16日にかけての食品価格動向調査結果によると、鶏卵(サイズ混合・10個入り)は269円。平年比で116%となっている。
農林水産省は「これ以上発生が広がらないよう関係者一丸となったさらなる警戒と対策の徹底強化が必要」としている。
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