協働で守る棚田の環境こだわり栽培米「しが棚田米」認証制度を創設 滋賀県2026年3月19日
滋賀県は、棚田保全に取り組む集落・地区の住民などの協働により守られている棚田で生産された環境こだわり栽培米を「しが棚田米」として認証する制度を創設。認証ロゴマークと統一パッケージを作成するとともに、田植えシーズンを前に、棚田ボランティア登録制度「たな友」への参加を広く呼びかける。

棚田は、農産物を生産する場であるだけでなく、土砂流出の防止、水源かん養、多様な生きものの生息環境の保全、美しい景観の形成など、さまざまな役割を担っている。山に降った雨が森から里へ、そして琵琶湖へとつながる滋賀県で棚田を守ることは、「森・里・湖」のつながりを守ることそのものといえる。
一方、地形条件が厳しく、平地に比べて農作業に多くの手間がかかる棚田は、担い手の減少や高齢化が進む中、集落だけで守り続けることが難しくなっており、地域外から関わる人の力がますます重要になっている。
こうした棚田を支える取組の一つが、棚田ボランティア登録制度「たな友」。滋賀県では2021年9月から、棚田を守りたい人と、棚田保全に取り組む集落・地区をつなぐ棚田ボランティア登録制度「たな友」を運営しており、登録すると棚田ボランティア活動やイベント等の情報を受け取ることができる。また、棚田を守り、農作業を手伝うサポーターとして、県内各地の棚田保全活動に関わることができる。
この制度には2月までに累計488人が登録し、令和6年度は425人が棚田ボランティアに参加。棚田を守る力になるだけでなく、県内外の人が継続的に農村と関わるきっかけにもなっている。
新たに創設する「しが棚田米」認証制度は、滋賀の米の魅力を、味や品質だけでなく、その背景にある風景や人の営みまで含めて伝えていくための取り組み。「しが棚田米」は、単に米を区分けする制度ではなく、棚田を守る協働の営みそのものを価値として伝えていく仕組みとなる。
認証対象となるのは、棚田ボランティア登録制度「たな友」の受け入れを行う集落・地区で栽培されていること。また、滋賀県独自の「環境こだわり農産物」の認証を受けているという要件を満たす米。
「しが棚田米」認証制度の運用は4月から始まり、認証ロゴマークと統一パッケージを活用した米の販売は9月からを予定。棚田ボランティア活動の募集は通年で行い、とくに4月から9月の農繁期に参加を呼びかける。
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