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特集:年頭のあいさつ2019

2019.01.01 
佐藤 喜作 氏(一般社団法人農協協会 会長)一覧へ

佐藤喜作氏(一般社団法人農協協会会長) 新年に当たり、心からのお祝いの御挨拶を申しあげます。
 限りなく続いた大自然の地球の回転は、間違いなく今回も新年を迎えることになります。そして日本では冬季を迎え、新年には新雪で地上が新鮮な装いを見せ、人間も心豊かに佳き年になる事を天地神明に祈る四方拝から出発した歴史が続いております。
 もちろん気象条件は毎年同じではなく変化はありますが、四季の移ろいは変わりません。しかし考えてみると、わが幼少期は寒冷期で降雪も多く、寒さが強かったと思うのですが、それも衣住の不備と燃料暖房の弱さから感じられた部分も無視できない事もあったと思います。そこで子供達は「しもやけ」から「雪焼け」になり皮膚が爛れた跡も我が手足にあり、寒さを思い出させます。積雪量も多く一夜に1~2メートル積もる年も稀ではなかったし、吹き溜まった雪の山は子供には崩せず、大人の手が必要でした。今は温暖化であります。
 去る年も前年並みの大雨は台風がらみで風水害は大きく、その後に大地が恐れ慄いたように地震となり被害を拡大させました。
 一方自然界の異変は止まらず人類社会は独善の強行で経済格差は拡大し、治安は乱れ対立は険悪化し危機を孕んでいます。人類は長命化が報道されても、真の健康長命ではないことに注目する必要があります。その危険信号は絶滅生命体が多種大量化しつつある事です。人間だけは安全という保証は一欠片(かけら)もないことで、やがて人類の絶滅につながる覚悟が必要になります。その前触れが難病、奇病、人畜共通病の蔓延です。
 新しい年は干支の最後の亥年にあたります。(東洋は十進法なのに干支はなぜか洋式のダース...)また日本では天皇陛下交代で新年号となる年で、今までの農村、農業の閉塞感から脱皮し、荒廃するかけがえのない郷土の保全に猪突猛進をしなければならない新年であると想います。かかる意味でも目障りとされる農協運動の強化以外に道はないし、農業も単なる食糧生産に止まらず衣、住、医薬、エネルギー分野、そして人間教育、癒しなど現在抱える諸問題は農村、農業で総て解決可能の分野であると確信します。
 人生の目標をこれまでの「今だけ、俺だけ、金だけ」から平和に生きる、即ち健康(これも平和の象徴)と適正な職業、欲ばらない生活で、互助、相助の「一人は万人のため、万人は一人のため」の生活設計を各自が作成し、輝く未来に向う出発の年にしたいものです。
 そんな情報を発信しながら新年も協会は努力いたします。ご指導のほどお願い申し上げます。

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