果樹用殺菌剤「フルーツセイバー」を発売 三井化学2013年3月4日
三井化学アグロは3月4日、果樹用殺菌剤「フルーツセイバー」を新発売した。
「フルーツセイバー」の有効成分はペンチオピラド。ペンチオピラドを使った農薬としては野菜、花き農家を中心に広く利用されている「アフェット フロアブル」があるが、これを果樹生産者にも使いやすい形に開発しなおしたのが「フルーツセイバー」だ。
特長は幅広い病害防除スペクトラムだ。担子菌、子のう菌、不完全菌などの病原菌に対して高い活性がある。適用は、リンゴの黒星病、赤星病、うどんこ病、斑点落ち葉病、モニリア病、すす点病、すす斑病、黒点病、褐斑病。ナシの黒星病、赤星病、うどんこ病。ブドウの灰色かび病、黒とう病。モモの灰星病。黄桃の灰星病、幼化菌核病、炭疽病で、既存の薬剤に耐性をもつ病害にも有効だ。
また、優れた胞子発芽阻害効果があるため予防効果も高く、病害の2次感染を防ぐことができる。
安全性が高いため収穫前日まで使用することができ、フロアブル製剤なので作物の汚れが少ないなども大きな特長だ。
1本334mlで、20本で1箱。三井化学アグロ「フルーツセイバー」のほか、アグロ カネショウ「兼商フルーツセイバー」、北興化学工業「ホクコーフルーツセイバー」の3社が登録を取得した。
三井化学アグロでは販売数量目標を上市5年後に60キロリットルとしている。
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