アザミウマ、コナジラミ、ハダニが多くなる予報2013年11月15日
病害虫発生予報第9号
農水省は11月14日に「平成25年度 病害虫発生予報第9号」を発表した。
これによると、向こう1カ月の主要な病害虫の発生予察は次の通りとなっている。
【野菜・花き」
○露地
アザミウマ類、コナジラミ類、ハダニ類の発生が多くなると予想。これらの害虫は発生密度が高くなってからでは防除が難しくなるので、ほ場の観察をきめ細かく行って早期発見に努め、発生初期での防除を実施するよう呼びかけている。
また、11月8日気象庁発表の予報では、日本海側は平年と比べ曇りや雨または雪の日が多いと予想されているので、病害の発生に注意が必要だとしている。
○施設栽培
夜間に施設内を加温するようになり、施設内温度が外温より高くなり病害虫が発生しやすい環境となるので注意が必要としている。
また、ウイルス病を媒介するアザミウマ類、コナジラミ類などの侵入または近隣施設への移動を防止するため、施設開口部に防虫ネットなどを設置するなどの対策を実施するとともに、これら害虫の発生源となる雑草の除草を行うようよびかけている。
さらに栽培終了後は作物を枯れ死させ、餌をなくすことで生存中を死滅させてから、作物残渣を搬出し、土中に埋めるなど確実に処分することが大事だと指摘している。
【果樹や茶】
翌春の病害虫防除を効率的かつ効果的に実施するために、病害虫の越冬量および越冬密度を低下させることが必要だとしている。
また、病害対策として翌春の一次伝染減となる被害落葉、罹病枝葉の除去、病斑部の削り取り、虫害対策として、ハダニ類、カイガラムシ類の発生が多かった園地では粗皮削りやマシン油散布による防除を行うよう呼びかけている。
重要な記事
最新の記事
-
たまねぎべと病 近畿、中国、四国で多発のおそれ 令和6年度病害虫発生予報第1号 農水省2024年4月18日
-
春メロン4億円の販売を目指す JAくま2024年4月18日
-
安全性検査をクリアの農業機械 農用トラクターなど1機種25型式を公表 農研機構2024年4月18日
-
JAグループのガソリンスタンドに急速充電器「DMM EV CHARGE」導入2024年4月18日
-
【スマート農業の風】(3)データ駆動型農業へ転換しよう2024年4月18日
-
入会牧野【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第287回2024年4月18日
-
チューリップ切り花が復活の兆し【花づくりの現場から 宇田明】第33回2024年4月18日
-
4月1日新事務所移転 緑の安全推進協会2024年4月18日
-
東京農大と共同研究 良食味米「コシヒカリ」で低糖質米を実現 栽培手法を確立 ジェイフロンティア2024年4月18日
-
Oisix「おいしくアップサイクル ふぞろいキウイチップス」など3種発売2024年4月18日
-
「飯縄山」からの伏流水で育つ米と玄米の直売市開催 長野県飯綱町2024年4月18日
-
「食品製造現場におけるロボット等導入及び運用時の衛生管理ガイドライン」を策定 農水省2024年4月18日
-
「みどりの食料システム法に基づく基盤確立事業」実施計画認定を取得 アイアグリ2024年4月18日
-
微粉砕加工で機能性を付与 北海道産小麦粉「CRONOS」発売 小田象製粉2024年4月18日
-
発色が早いわい性ハボタン「ローブ ホワイト」種子発売 サカタのタネ2024年4月18日
-
日本の原風景「棚田」の魅力を1枚に「棚田カード」第4弾を発行 農水省2024年4月18日
-
鳥インフル ブルガリアからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年4月18日
-
次世代へ繋がる循環型酪農・林業へ 三井住友フィナンシャルグループと協業 ホウライ2024年4月18日
-
国内最大級のドローン専門展示会「第9回JapanDrone2024」6月5日から開催2024年4月18日
-
吉田羊が情感たっぷりに 新CM「すごいよ パウダールウ」篇 エスビー食品2024年4月18日