農薬出荷量4.6%ダウン 平成27農薬年度出荷実績2015年12月17日
農薬工業会は、平成27農薬年度の農薬出荷実績の確定値をまとめた。
出荷量は18万6578t.klで、26農薬年度より▲4.6%、8946t.kl減少した。また出荷金額は、3358億6900万円で、同▲2.4%、81億2200万円減少してる。
使用分野にみると、水稲が、数量で前年度より5255t.kl(▲7.7%)減の6万3261t.kl、金額で同62億8100万円(▲5.0%)減の1201億7200万円。果樹が数量は790t.kl(▲4.1%)減の1万8673万円、金額は2億3600万円(▲0.5%)減の500億1400万円。野菜・畑作の数量は3396t.kl(▲4.2%)減の7万7598t.kl、金額が14億7800万円(▲1.2%)減の1192億3600万円となっている。また、非農耕地・林野・芝・ゴルフ場・家庭園芸の「その他」は数量が前年度より3.7%伸びて2万2188t.klとなったが、金額は同0.6%減の368億200万円にとどまった。
また剤別にみると、殺虫剤は数量が▲8.3%の6万3059t.kl、金額が▲3.9%の985億900万円。殺菌剤の数量は▲3.2%の3万7952t.kl、金額はほぼ前年と同じの749億1700万円。殺虫殺菌剤は、数量が▲2.8%の2万332t.kl、金額が▲2.8%の368億4400万円。除草剤は数量が▲1.8%の6万378t.kl、金額は▲2.6%の1159億5500万円となっている。
使用分野別剤別でみると水稲殺虫剤の数量が前年より15.9%減し、金額でも11.2%減少しているのが目立つ。また、数量でも金額でも大きなウェイトを占めている水稲除草剤は数量で5.9%、金額で4.3%前年よりも減少している。また、殺虫剤は果樹(▲8.9%)、野菜・畑作(▲6.6%)でも数量が大きく落ち込んでいることが目立つ。
(関連記事)
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