新規有効成分「オキサゾスルフィル」含有 水稲育苗箱施用剤を販売開始 住友化学2022年1月12日
住友化学は、新規有効成分オキサゾスルフィル(一般名)を含有する水稲育苗箱施用剤「アレス箱粒剤」と合剤「スタウト アレス箱粒剤」の国内販売を開始した。
アレス箱粒剤
オキサゾスルフィルは、住友化学が2020年までに主要市場向けの登録申請を完了するパイプラインの一つとして独自に発明した殺虫成分。初期害虫やウンカ類、イナゴ類、チョウ目など水稲の主要害虫をはじめ、広範な害虫に卓効を示す。また、植物防疫では薬剤抵抗性害虫への対処が課題となっているが、オキサゾスルフィルは抵抗性を持った害虫に優れた効果を示すため、水稲栽培における新たな防除手段として期待されている。
オキサゾスルフィルを含む製品は、農薬の使用回数の削減を通じて農業生産者の省力化および環境負荷低減に貢献。また、使える農薬成分数が制限される特別栽培米向けの防除体系資材の一つとして適用が見込まれる。さらに、水稲への安全性が高く、播種前および播種時から移植当日まで広い時期で使える。
同社は、オキサゾスルフィルを単独の有効成分とした「アレス箱粒剤」のほか、植物の病害抵抗性を高める殺菌成分イソチアニルを含有し、いもち病などの病害に対しても効果を発揮する「スタウト アレス箱粒剤」を製品ラインアップに追加。また、同社が供給するオキサゾスルフィルを含有する製品としては、クミアイ化学工業から「ブーン アレス箱粒剤」が、協友アグリから「稲名人 箱粒剤」がそれぞれ販売される予定。
スタウトアレス箱粒剤
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日