新規水稲用殺虫剤「オーケストラ10SC」インドで農薬登録を取得 日本農薬2022年2月15日
日本農薬は、連結子会社のニチノーインディアが2019年2月にインドで農薬登録を申請した新規水稲用殺虫剤「オーケストラ10SC」について、2月3日付で農薬登録を取得したことを発表した。
「オーケストラ10SC」は、日本農薬が独自に発明した新規有効成分ベンズピリモキサン(Benzpyrimoxan)を含有する水稲用殺虫剤。ベンズピリモキサンは日本とインドで同時開発を進め、日本では2020年9月14日付で農薬登録を取得し、2021年5月25日に販売開始した。日本農薬がベンズピリモキサン原体の開発と安全性や環境への影響を評価し、その原体を利用した製剤の安全性やインドでの登録可能性をニチノーインディアが研究してきた。
日本と同じくコメを主食とするインドで、水稲は最も広く栽培されている重要作物で、水稲栽培に甚大な被害をもたらすトビイロウンカの防除は最優先課題となっている。ベンズピリモキサンは、トビイロウンカをはじめとするウンカ・ヨコバイ類に高い殺虫効果を示す。また、既存剤に感受性が低下した個体群に対しても高い防除効果を示す。
インドで農薬登録を取得した「オーケストラ10SC」は、インドの農業生産性向上と、SDGsの目標の一つ「飢餓をゼロに」の達成への貢献が期待される。インドでの販売開始時期は、雨期作の6月頃を予定。
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