在ベトナム農業資材販売会社へ出資 住商アグロインターナショナル2024年11月25日
住商アグロインターナショナル株式会社は、ベトナムにおける農業資材販売会社Hop Tri Investment Corporation(ホップトリインベストメントコーポレーション)に出資参画したと発表。Hop Tri Investment Corporationは、参画を受け社名をHopTri Summit Joint Stock Company (ホップトリサミットジョイントストックカンパニー、以下「HTS社」)に改称する。
ベトナムの市場規模は2023年時点で約1,500億円(ASEAN内で2位、農薬では1位)となり、ASEANを代表する農業資材市場となっている。また、年GDP平均成長率8.9%と底堅い経済成長に加え、2039年まで続く見込みの人口増加、国策による農産物輸出の後押しを受け、今後も継続した成長が見込まれている。
住商アグロが出資参画するHTS社は農業栽培技術に強みのある創業者グループにより2003年に設立された農薬・肥料・公衆衛生製品の製造販売会社。HTS社の製造工場、分析・研究機関は各種国際認証を取得し、欧米大手企業の受託実績も豊富で、市場関係者から高品質のサプライヤーとして評価を受けている。また「農家ファースト」の営業方針を掲げ、総勢200名の販売・営農支援人員を現場に配し、きめ細かな販売・マーケティングを展開し、ベトナムの農業資材業界のトップ企業のうちの一つ。
住商アグロは2016年に連結子会社である農業資材販売会社Summit Agro Vietnam LLC(サミットアグロベトナム、以下「SAV社」)を設立し、ベトナムでの農薬販売事業に取り組んできた。2024年中には、法制上必要となる各種手続きを経てHTS社とSAV社との再編・事業統合を予定する。住友商事グループは、アジア諸国での事業投資を積極的に進める計画で、住商アグロは9月に34.5億円の追加資本増強を図ったが、今回のHTS社への出資参画はその計画の一端となる。
住商アグロは、出資参画にあたり、HTS社のベトナムに根差した事業基盤に、住友商事・住商アグロ・SAV社が有する総合力を掛け合わせて商品・サービスを拡充していくことで、農業資材における総合サービスプロバイダーとしてベトナム農業に貢献し、高まる食料需要に応えていくとしている。
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