農薬:年頭のあいさつ2021
20年、30年先を見すえ農業の発展に貢献 クミアイ化学工業株式会社 代表取締役社長 小池好智2021年1月5日
小池好智クミアイ化学工業株式会社
代表取締役社長
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、これまでの常識が一変する1年となりました。一日も早い終息を願っておりますとともに、日々ご尽力されている医療関係者の方々に敬意を表します。
一方で、一昨年に引き続いて九州を中心とした記録的な豪雨による自然災害も発生し、またトビイロウンカによる作物被害も多発した1年となりました。被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧をお祈り申し上げます。
さて、当社におきましては、更なる企業価値の向上と社会への貢献を目指して、2021年度を初年度とする新たな中期経営計画を策定し、既に始動しています。策定に際して、従来とは異なる手法として20年~30年後の市場環境を予測し、100年企業を目指す当社の"あるべき姿"を設定した上で、そのあるべき姿を目指すための経営戦略に基づいた3か年の計画を策定しております。そして、持続的な企業価値の向上とともに、農家の皆様から信頼頂ける取り組みを進めてまいりたいと考えております。
昨年は、水稲用除草剤有効成分「エフィーダ」を含有する水稲用除草剤6剤のラインナップを揃え、更に、昨年12月には新規水稲用殺菌剤有効成分「ディザルタTM」を含有する「ブーンゼクテラ箱粒剤」「ブーンパディート箱粒剤」「ブーンレパード箱粒剤」の販売を開始いたしました。エフィーダ剤とともに積極的な普及活動に取り組んでまいります。また、2019年に販売権を譲り受けた「ベンスルフロンメチル」を活用した水稲用除草剤の製品開発にも注力してまいります。
当社は、これからも研究開発型企業として、農家の皆様が安全に安心してお使いいただける農薬をご提供し、農業の発展に貢献できる企業であり続けたいと思います。更に、ICTを利用したスマート農業やドローンを活用した新事業の創出に取組み、生産性の向上や省力化に寄与していきたいと考えております。
引き続きご支援のほどお願い申し上げます。
最後に、改めて近年多発する災害からの1日も早い復旧を祈念いたしますとともに、コロナ禍の終息と、本年こそは災害が無く営農が安定的に行える1年であってほしいと切に祈っております。農家の皆様はじめ、農業に携わる方々の本年のご多幸をお祈り申し上げます。
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