セシウム「不検出」は98% 日本生協連の家庭の食事調査2013年3月1日
日本生協連は2012年度に実施した「家庭の食事からの放射性物質摂取量調査」の結果を2月27日に公表した。
この調査は18都県の456世帯を対象に、各家庭の2日分の食事(6食分と間食)を1サンプルとして検出限界1ベクレル/kgのゲルマニウム半導体で測定。12年度は11年度より421サンプル多い671サンプルを調査した。
その結果、659サンプルから検出限界以上の放射性セシウムは検出されず、不検出は全体の98%となった。
うち1ベクレル/kg以上が検出されたのは12サンプルで、その内訳は福島県9、宮城県2、東京都1。
11年度は調査した250サンプル中、11サンプルから1ベクレル/kg以上から検出されたが、12年度はそれよりも検出した割合が低くなっている(4.4%→1.8%)。最大値も11.7ベクレル/kgだったものが4.2ベクレル/kgと低くなった。
仮にこの最大値の食事を1年間継続した場合の食事からの内部被ばく線量は0.041ミリシーベルトとなり、これは12年4月に施行された基準値の根拠となる「年間許容線量1ミリシーベルト」に対して4.1%となる。
この調査は13年度も継続して行っていくとしている。
(関連記事)
・農業収入はまだ震災前の7割弱 風評被害の影響は深刻 福島県いわき市が農業者アンケート (2012.11.08)
・家庭の食事の99% 放射性セシウム検出せず 日本生協連調査 (2012.10.18)
・セシウムの「不検出」は95.6% 日本生協連の放射性物質摂取量調査 (2012.05.16)
・【放射性物質検査を考える】第1回 4月から新基準値を施行 求められる正しい理解と知識 (2012.03.29)
・95%が不検出―家庭の食事での放射性物質摂取量 日本生協連 (2012.03.28)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日