冷凍食品、利用頻度は週1.7回 前年比減2014年4月15日
一般社団法人日本冷凍食品協会は消費者1250人を対象に冷凍食品の利用実態を調査した。週平均の利用頻度は1.7回で、前年に比べて0.1回ほど減った。同協会は、「農薬混入事件で一時的に減少した」と分析している。
◆週2?3回が約3割
冷凍食品を「ほぼ毎日」利用する人は9.5%。「月1回」は19%で、もっとも多かったのは、「週2?3回」28.2%だった。
性別・年齢別では、25?34歳の女性が週2.1回、同男性が週1.9回だが、年齢が高くなるとともに利用頻度は低くなっていく。
また、男女ともに「お弁当を作っている人」の利用頻度が高く、男性では週2.6回、女性では2.2回だった(作っていない人は男女とも週1.4回)。ただし、冷凍食品を買う目的(複数回答)については、「夕食用」が51.5%でもっとも多く、次いで「昼食用」35.4%、「料理の素材」32.2%、「弁当用」30.7%だった。
◆表示の要望「特になし」3割
冷凍食品の魅力(複数回答)では、「買い置きできる」が70%と圧倒的に多く、協会では「記録的な大雪や消費税引き上げが影響した」とみている。次いで、「調理の手間が省ける」、「時間が短縮できる」など、手軽に食べられることに魅力を感じるとの答えが多かった。
これを年齢別にみると、年齢が高まるにつれて「買い置き」「必要な分だけ調理できる」など便利であることに魅力を感じるとの答えが増える一方、年齢が低いほど「おいしい」「子どもや家族が好き」など好んで冷凍食品を選んでいるとの答えが多く、年齢によって冷凍食品を買う動機に違いがあることがわかった。
また、表示については、「原料原産地をはっきり表示してほしい」34%、「賞味期限をわかりやすくしてほしい」25%、「製造工場名・所在地を表示してほしい」20%などが多かったが、「特にない」も30%あった。
すべての項目が年々減っている一方、「特にない」が前年比で10ポイント増えるなど年々増えていることから、「各社、表示についてさまざまな工夫」をしており、「(消費者の)望むことや期待することが総じて減ってきている」、「表示への関心がやや弱まっている」と総括している。
(関連記事)
・産直品や人気コープ商品が大集合 コープみらい(2014.02.17)
・冷凍野菜輸入量、過去最高の95万トン(2013.04.27)
・生産量増える力強い家庭用 冷凍食品協会の調査(2012.04.23)
・調理冷凍食品の原料原産地表示を8月25日から義務化(2008.08.26)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日