農産物価格指数 9カ月ぶり100以下2014年8月29日
農水省は8月28日、平成26年7月の農業物価指数(22年基準)を公表した。農産物価格は、米と野菜が低下したため、前年同月を4.5ポイント下回った。
農産物価格指数は99.2で、前月に比べて1.1ポイント低下、前年同月に比べて4.5ポイント低下となり、9カ月ぶりに100を下回った。米が101.6で、前年同月に比べて13.6ポイント、野菜が84.5で同13.7ポイント低下したのが要因。野菜の指数が90を下回ったのは、25年8月以来で12カ月ぶり。
農業生産資材の価格指数は111.4で、前月に比べて0.3ポイント、前年同月に比べて4.0ポイント、それぞれ上昇した。特に畜産用動物が129.7、飼料が125.6と、高い数値で推移しているほか、22年以降ほぼ毎月100を下回っていた農薬、農機具も4月以降は102程度で推移しており、調査している12品目のすべてが100以上となっている。生産資材価格指数は、22年以降、ほぼ毎月、前月を上回り最高の値を更新している。

(関連記事)
・生産資材価格、4.7%上昇 5月の農業物価指数(2014.07.04)
・生産資材価格、前年比3.4%上昇 農業物価指数(14.07.03)
・野菜価格前月比6.4%低下 4月の農業物価指数(2014.05.30)
・コメ価格、前年比1割安 3月の農業物価指数(2014.05.08)
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