生産資材価格、前年比3.4%上昇 農業物価指数2014年7月3日
農林水産省は7月1日、平成25年農業物価指数を公表した。
この調査は平成22年を「100」として算出している。
農産物価格指数のうち米は24年産価格が上昇したことから「112.8」と前年にくらべて1.5%上昇した。また、畜産物も前年比6.7%上昇し「107.7」となった。豚肉の輸入量が減少し国産への代替需要が増加したことから枝肉価格が上昇した。また、子牛の取引頭数が減少し価格が上昇したことも要因となった。
野菜は前年比0.3%減の「98.7」となった。春先の天候が良好だったことから葉茎菜類、果菜類の収穫量が増えて価格が低下したことなどが要因。果実も前年比7.9%減の「94.7」となった。23年に不作だったリンゴが24年は生産が増加え価格が低下したことなどが要因。農産物価格の総合指数は「102.8」で前年にくらべて1.0%上昇した。
一方、農業生産資材価格指数は、農薬を除き、円安の進行による原材料の輸入価格上昇が要因となって肥料、飼料、光熱動力ともに上昇し、総合指数は「106.4」と前年比3.4%上昇した。
この結果、農業交易条件指数(総合農産物価格指数/総合農業生産資材価格指数×100)は96.6となり、交易条件は前年にくらべて2.3%の悪化となった。
(関連記事)
・野菜価格前月比6.4%低下 4月の農業物価指数(2014.05.30)
・コメ価格、前年比1割安 3月の農業物価指数(2014.05.08)
・生産資材、2.7%上昇 2月の農業物価指数(2014.04.03)
・農産物価格1.3%低下 1月の農業物価(2014.02.28)
・農業物価指数 前年同月に比べ1割上昇(2013.11.06)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日
-
参議院選挙に行ってとんかつ割引「選挙割り」実施 平田牧場2025年7月4日
-
作物と微生物の多様な共生が拓く農業の未来 意見論文が米国植物科学誌に掲載 国際農研2025年7月4日
-
国産率100%肥料の商品を販売開始 グリーンコープ共同体2025年7月4日