ファーストフードの落ち込み大きく2カ月連続売上減―外食産業1月度―2015年2月26日
(一社)日本フードサービス協会(JF)は、会員社を対象とした外食産業市場動向調査27年1月度の調査結果をまとめた。
1月の外食産業は、客単価が21カ月連続して前年を上回っているが、客数が伸びていない。なかでもファーストフード(FF)洋風は、食品への異物混入事件の影響で客数が前年同月比80.1%と大きくマイナスとなり売上高も減少したことから、外食全体の売上げは、前年同月比95.0%と、前月に続き前年を下回った。
業態別には以下の通り。
【FF】
全体売上は88.7%と大きく前年を下回った。なかでも洋風の売上高は77.3%と東日本大震災直後よりも大きな下げ幅となっている。
和風は、メニュー価格改定や定食メニューの好調などで客単価が伸び、売上高は101.4%となった。麺類は新メニューが好調で引き続きプラスだが、持ち帰り米飯・回転寿司は店舗数減少の影響で売上高はわずかに前年を下回った。また、その他の「カレー」が好調を維持し売上高は前年を上回っている。
【ファミリーレストラン】
全体の売上高は103.0%と依然として好調をキープしている。客単価の上昇で中華以外の売上げは前年を上回ったが、メニュー改定による価格上昇などから価格に敏感な一部顧客の外食頻度が低下し、洋風と中華では客数が前年を下回っている。
焼肉は客数が前年同月を上回り好調に推移している。
【パブ・居酒屋】
依然として苦戦しており、全体売上高は92.4%、客数も92.4%となっている。しかし、パブ・ビヤホールは期間限定キャンペーンが奏功し売上高は101.1%と全体売上げを上回った。
【ディナーレストラン】
引き続き客単価の高い新店で好調なところもあるなど、売上高は102.2%と1月も前年を上回った。
【喫茶】
季節限定商品やフードメニューが客単価アップに貢献し、売上高は102.4%と引き続き前年を上回った。
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