売上3ヵ月ぶりに前年超え 2月の外食産業2015年3月30日
(一社)日本フードサービス協会は、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査平成27年2月度の集計結果をまとめた。
記録的な大雪だった昨年に比べて、天候が比較的穏やかだったことから、ファーストフード(FF)以外は客数が昨年を上回り、客単価も引き続き好調な業種業態が多かったので、外食全体の売上げは3カ月ぶりに前年を上回った。しかし、FFの洋風では、1月に発生した異物混入問題と米国港湾ストによるポテト輸入の支障から客数が落ち込み、外食全体の客数を引き下げた。
業態別の概況は以下の通り。
【ファーストフード】
全体売上げは93.4%と前年を下回った。なかでも洋風は、新商品が好調な店もあったが、異物混入問題やポテト不足などから売上げは83.8%と大きく前年を下回った。和風は客数は91.5%と減少したが、客単価が112.2%と上昇し、売上げも102.6%となった。麺類も新メニューが好調で客数が伸び売上げは109.4%。持ち帰り米飯・回転寿司は、店舗数は減少したが売上げは102.8%と前年を上回った。
【ファミリーレストラン】
全体の売上げは108.9%と依然として好調を維持している。中華は人手不足で営業時間短縮に踏み切った店があり客数が減少したが、他の業種は比較的穏やかな天候が幸いし客数が伸びた。すべての業種で引き続き客単価が上昇し、売上げはどの業種も昨年を上回っている。
【パブ・居酒屋】
全体の店舗数は減少しているが、穏やかな天候から客数が100.8%と13カ月ぶりに前年を上回り、売上げも100.3%と24年4月以来34カ月ぶりにわずかだが前年を上回った。
【ディナーレストラン】
店舗数、客数、客単価ともに堅調に推移し、売上げは110.1%と依然として好調だ。
【喫茶】
期間限定のフェアメニューが客単価増に貢献し、売上げは105.7%と前年を上回った。
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